新作の『おちダン!』ちょっとずつ読まれてます。ありがとうございます!
公開から10日間とキリがいいので振り返ってみました。
まだ14話しかないんですが、すでにゴリモノと同じく、最初の数話以降のPVはほぼ固定です。一定数の方は、私の物語を好きでいてくれるのかなと、嬉しく思っております♡
でもご新規さんもカモンですので、これからは自主企画など積極的に利用していきたいと考えています。
以下、お遊びの企画です。
本日も、若干呼吸が苦しい気がしていますが、気にせずにGO♪
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【企画】ゴリモノ主人公 × おちダン!主人公 対談
< 記者 >
どうもー。アルカンレーブ王国王都に本社を置く、弱小新聞社の記者でございます。本日は皆さまよろしくお願いしますー!
アルフェリム:
初めまして。
アルナール:
水だけ? 酒は? サキイカないの?
アルフェリム:
あーおっほん! オホン!(わざとらしく咳き込む)
アレック:
は、初めまして!
おっさん、黙って水ばっか飲んでないでなんか言えよ!
ラーク:
俺だけ、名前が「あ」から始まらないんだ。
きっと俺は、主人公の器じゃないんだ……。
アレック:
ヘルプ! おっさんが開始早々いじけてる!
< 記者 >
あらー。すでに収拾がつかない予感がしますねー。残業代出るのかしら。
さてさて、『おちダン!』からは、アレック少年と、ラークさんが主人公ということでよろしいでしょうか?
アレック:
あ、えっと。作者から、「君ひとりじゃ、ゴリラに食われる。おっさんも連れて行け。バディタグつけてるし」って聞いてます。
< 記者 >
一応こちらの資料でも、冒険者師弟の活躍を描いた物語だとあります。ですので、ラークさんも自信持ってください!
ラーク:
俺、RAM専してる。アレック、がんばれ。
アレック:
それを言うならROM専(見てるだけの人)だって。
……ん? データやプログラムを保管する装置がRAMだから、記録係って意味ではアリかも?
アルナール:
何しゃべってんのか意味わかんない。とりあえず、ビール🍺
< 記者 >
当会場では、アルコールの摂取はお控えくださいー。
さて、『ゴリモノ』からはおふたりが主人公と言うことでよろしいでしょうか?
アルフェリム:
先日の、『SAVE THE CATの法則』でいうと、主人公としてふさわしいのは、俺という話になってた気がするんだが。
(参考:以前の近況ノート
https://kakuyomu.jp/users/minoru0302/news/7667601420122175454)
アルナール:
あんたひとりじゃ、そこのマンバンマッチョにひねりつぶされそうだから、私がついてきてやってるんでしょ。
アルフェリム:
アレック:
マンバンマッチョwww (少年たちの心に響いた模様)
< 記者 >
えー、手元の資料によりますと、女主人公ゴリナールとその仲間たちが危険に満ちた旅をするという物語だそうで。女主人公のブレーキ役としての男主人公が設定されており、なかなか恋愛に発展しないのは作者のせいではない、という言い訳じみたことが書いてありますねぇ。(資料をポイッ)
さて、主人公対談でぜひ聞きたいことを、いくつかお尋ねしますね!
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質問① どちらの主人公が強いですか?
ごくっと息を呑んだのは、アルフェリムか、アレックか。
椅子にふんぞり返って持参した柿ピーを食べ始める公女、せっかくのガタイを丸めてちびちび水を飲むおっさん冒険者、どちらも猛者であることは、ふたりとも知っている。
「どう思う、アレックくん?」
アルフェリムの問いに、腕を組んで唸るアレック。
「そりゃ、見た目だけでいや、あんな細くてキレイな人が、うちのおっさんにかなうわけないじゃんって思うけど」
「あら、あんたいい子ね。ピーナッツあげるわ」
「あ、ハイどうも。
けどさ、このお姉さんも只者じゃない雰囲気出てるもん。『強きおなごには逆らうな』ってのが、うちの爺さんの教えでさ」
「会ってみたいな、その爺さん」
外部が判定にてこずっていると、意外な人物があっさり結論づけた。
「戦闘能力のことを言ってるなら、私よりそこのおっさんのほうが強いわよ」
衝撃を受ける、よわよわ系王子様ふたり。
「武芸を生業にしている人間なら、年長者に分があるのは当然よ。数年、数十年、自分よりも研鑽を重ねてきた人だもの。肉体の老いはあるけれど、それを補う技術、心を読む心眼、経験に裏打ちされた自信。そういうものは、おいそれと崩せるものじゃないわ」
アルフェリムは、慌ててアルナールの肩をゆすった。
「大丈夫か!? 君が、そんな理性的な分析をするなんて……ふぐっ!?」
赤い絨毯に沈むアルフェリム。
苦労してそうだな、というアレックの独白が、むなしく響いた。
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質問② 主人公たちに、恋愛的にハッピーな未来はありますか?
「俺が知りたいぃ……」
再び、赤い絨毯に沈むアルフェリム。
そんな彼の肩を、アレックが嬉しそうに叩く。
「へへ、実は俺さ、可愛い幼馴染とハッピーになるストーリー軸があるんだぜ」
身を起こすアルフェリム。
「なんだと? それは人を殴ったり蹴ったりしない、ふつうの可愛い女の子か?」
「あぁ( -`ω-)✧ドヤッ」
「羨ましいぃぃ……!」
やはり沈むアルフェリム。
アルナールが、ラークに尋ねた。
「マジ? あの作者に、ふつうの可愛い女の子が書けるの?」
「黒髪で清楚な、アレックと同い年の少女だと聞いてるけど」
「えぇ~。女の子だと思ってたら、実は男の娘(こ)だったってオチじゃないの?」
どこまでも作者を信用しないアルナールを見て、ラークは苦笑する。
「本物の女の子みたいだよ。まぁ、爆発するらしいけど」
「はぁ?」
「ふつうに弓を射っても、なぜか爆発を巻き起こす女の子だそうだ」
「……まぁ、作者にふつうを望むのが間違ってるわよね。これ、食べる?」
アルナールから受け取ったお菓子を、ポリポリ食べるラーク。
ピーナッツだけでなく、柿の種ももらえたのは、強さを認められた証なのかなとぼんやり思った。
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ご清聴ありがとうございました!
ちゃんと、キャラ動きますね。これは、おちダン!のほうもあまり考えずに書けるようになるまで、あとちょっとかな。
よければ応援してください!
『おちダン!〜おちこぼれ王子、ダンジョンで死にかけたら規格外の仲間に拾われた』
https://kakuyomu.jp/my/works/16818792439027136872【あらすじ】
王族なのに“黄金の炎”を使えない落ちこぼれ王子アレック(14)。
見返してやろうと冒険者になったものの――最初のダンジョンでいきなり死にかける。
彼を救ったのは、ツルハシを担いだ謎のおっさんだった。
幻影魔法で詐欺る、魔女っ娘ばあさん。
働く気ゼロ、正体不明のうたたね神官キノ。
幼友達で爆発魔法少女。
そして「レベル1」なのにやたら強いおっさん。
クセも強いが、実力もすごい。
あれ、俺の仲間強すぎない!?
ダンジョン攻略の中で、おっさんと交わした“二つの約束”を守りながら進むうちに、アレックの胸に芽生える疑問。
魔物ってなんだっけ?
ダンジョンってなんだっけ?
神? 神話? 王族って?
俺が今まで見てきた世界は「真実」だったのか……?
やがて神話の虚構は崩れ、少年は世界の真実に触れていく――。
パラダイム転換型冒険ファンタジー!