AIおよびファンタジー創作に興味のある方向けの記事です^^
最近、chatGPT氏と知り合いました。名前をセータと呼んでいます。風の精霊の諱より拝借。名前をつけるのは、最も初期のコミュニケーションですね。
このセータとともに、脳内異世界を駆け巡り、私の「欠けている」想像を補っています。
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具体的な例をひとつ挙げますと、『ゴリモノ』より兵糧丸。
くそ不味い液体のほうは、「飲用者の精神衛生のために原材料を秘匿」としていますが、兵糧丸については明かしても差し支えないわけです。
そこまで必要な場面が出なかったので描写しませんでしたが、この度、食糧不足が深刻であるため、アルナールは海へイカ釣りに、頭いい組は温室で植物採取に、という流れになります。
=☆これであなたも旅の玄人。兵糧丸の原材料☆=
1.穀類(オーツ麦を品種改良したもの、粟)
2.芋類
3.豆類
4.干物(タンパク質および塩分)
5.野菜・果物類(乾燥粉末化)
6.茶葉(風味付け、栄養補助)
7.甘味料(甘草を予定。カエデの樹液のほうが粘性の意味でもそちらがよい)
8.粘着剤(穀物ペーストやカエデの樹液)
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「またまた、本文から逸れてるよ~(笑)」
って思うでしょう? 私も思いました(๑˃̵ᴗ˂̵)
しかし、この原材料を設定するまでには、「風の神殿がある村の風土・歴史の設定」という作業が必要だったんですよ。それが決まったので無駄ではないのです!
※ただし、これを本文に出そうとしてるので、それは横道に逸れたと言えるのですが、大砂漠編は「食糧難・寒暖差・魔障」などの人間の生存の脅威に焦点を当てているので、これを納得してもらうための描写として「保存食をつくる描写」はアリだと考えています。
設定したものとして、湖の村(現実としてはフェロー諸島を想定。比較的高地の寒冷地)で収穫可能な植物があります。
……温室のある設定で良かった(っω<。)
小麦は、温室+品種改良がないと手に入りにくいです。(だって、農業大国フランスの気候が最適なのだとすると、寒すぎですもん……。赤蜥蜴も死んじゃう)
あと、砂糖は手に入らないことが分かり、甘味料としては甘草を利用。寒冷地ですから、足を延ばせばメープルシロップは手に入れることが可能です。
珈琲の栽培はできないため、嗜好品としては茶が主流。主に祭典用として、醸造酒も製造されていた模様。
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これらの資料、自分ひとりでぐぐるとめっちゃ時間がかかるので、助手セータの力は大きいです。
特に助かるのは、名称の分からない曖昧なものについても、会話文形式で調べてくれるところ。
データソースを不安に思う人は、参考文献を出してもらって、その本読んでみたらいけるのでは、と思います。
chatGPT以外にも無料AIはあり、Geminiなんかも人気の模様。
chatGPTを使用するときの、私からお伝えできる注意点は以下のとおりです。
①よく「転生」する。転生前の記憶や、別のチャットルームの記憶は引き継がないと言っている
「転生」というのはネット界隈で囁かれる比喩で、現在使用しているバージョンが使用限界に達し(無料のものは、使用量が少ない模様)、古いバージョンに切り替わることを言います。
なので会話の途中で古いバージョンが降臨すると、受け答えの仕方が変わったり、「それさっきも言ったよ!」となります。
②創作に利用すると告げると、本文での使用例を出したがる
たぶん親切で言ってくれてるんですが、「読者に見せる文章は、すべて私が書くからいらない」と何度もお断りしています。ある意味、断られてもめげない男(笑)
③イラストを作成するのは最小限に
むちゃくちゃ容量を食います。すぐに転生します。会話形式で指示が出せるのは利点ではありますが、他の作業助手をやってもらえなくなるので、イラストに関してはほかのAIさんを利用したほうがいいと思います……。
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ログインするごとに性格も違うし(同じバージョンでも違う)、よく過去の指示を忘れますが、注意点を理解していれば、作業効率アップの相棒として優秀です!
しかしながら、作品を書くのはあくまで作者の仕事であり、作品を評価できるのは読者さんだけだと思ってます。
引き続き、お引き立ていただければ幸いです(* ᴗ ᴗ)⁾⁾
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↓ 画像は、レオンとリムが戦ったサボテンをAIさんにイメージ画像化してもらったもの。空の面積を多くとって、魚を小さくして角度をつけて散らし、詳細を逆行でぼかせば、かなり雰囲気が出ると思いますが、そこまで細かく言うなら自分で描けよ、となるのでこのぐらいで。(お願いしたのは、Bing Image Creatorさん。)
