悠鬼よう子さんよりレビューを頂いたのでお礼申し上げます。
以外レビュー全文になります。
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その「つながり」は、悪意から始まった
『ヴィラン』は、「悪意」が異能として現れる近未来の世界を舞台に、主人公・忍夜景(しのや けい)の心の旅を描いた繊細で力強いヒューマンドラマです。幼い頃から深い傷を抱えてきた景が、他者との小さなつながりの中で少しずつ変わっていく姿が、とても丁寧に描かれています。やがて彼の内に目覚める異能“ヴィラン”は、他人の悪意を吸収して力に変えるという、痛ましくも不思議な力。その異能を通して、景は人との距離を少しずつ縮めていきます。
「悪」が「つながり」を生むという逆説的なテーマはとても新鮮で、人間の心の光と闇に深く迫ります。まるで心の海に潜るダイバーのように、景の旅に寄り添いながら読むうちに、自分の中の感情とも静かに向き合える——そんな作品です。
重さの中に優しさがあり、痛みの中に希望がある。心に残る物語を探している方に、ぜひ読んでいただきたい作品です。
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心の旅という表現をして頂いたり、悪意を吸収して力に変えるという、痛ましくも不思議な力。その異能を通して、景は人との距離を少しずつ縮めていく。
まさにこの言葉で現して頂けるなら、執筆している甲斐があると思えるレビューです。
「悪」が「つながり」を生むという逆説的なテーマ
こちらも拙作では物語が移り変わる中で何度も切り替わるテーマですし、重さの中に優しさがあり、痛みの中に希望、ネタバレ無しでここまで惹きつける言葉で紹介してもらえるのは大変嬉しく思います。
応援コメントも毎回しっかり読んでくださっているコメントを下さるので嬉しく思います。
悠鬼よう子さんの作品はどこから手を付けたら良いか迷うほど壮大で、短編のものから読み進めていたりするのですが、情景描写が素晴らしく時にはそれが心理描写として感じてしまうくらい情景を感情で描く素晴らしい作品ばかりです。
お時間ある時にまた読ませて頂きます。
ありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。