伏線って、見事に決まって読者の方に驚いてもらえたり、感心、納得、こんなのあったな~と思っていただけると作者冥利に尽きますが、伏線って、公開済みの文書を修正して伏線化するのは、後出しじゃんけんみたいでなんかイヤなのです。全編リメイクした場合には問題ないと思うけど。
しかし、当初伏線ではなかったものが、伏線化するのはありかなと私は思うのです。
例えば、「資格マニア~の話」第4話でトモとリオが受注する依頼を探すシーン。次のとおり、7つの依頼が登場します。
「ペットのミニリザード探し」 ランクF
「強盗団討伐」 ランクC
「騒音の発生源探索と騒音の停止依頼代行」 ランクD
「裏の小川に油が浮いているから原因を調査してほしい」 ランクF
「亡霊退治」 ランクA
「おじいちゃんの話し相手」 ランクG
「ごみの片づけ」 ランクG
ミニリザード探し、騒音、小川の油はその場で受注しましたが、「強盗団討伐」、「亡霊退治」、「ごみの片づけ」は後に、依頼として登場します。これは、当初から伏線と考えていました。
しかし、過去の自分で書いた設定を読み返してみて、この設定使っちゃおうと思い立って、「おじいちゃんの話し相手」も後の依頼として登場することになりました。
このような伏線の後付けは、こうして白状しなければ作者しか知りえないことなので、伏線認定してもいいと思うのです。
「資格マニア~の話」第4話の末尾の方に登場します。
https://kakuyomu.jp/works/16818622171448567768/episodes/16818622171991696269