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(102話のタイトルだけネタバレ)伏線の後付けについて考えてみる

 伏線って、見事に決まって読者の方に驚いてもらえたり、感心、納得、こんなのあったな~と思っていただけると作者冥利に尽きますが、伏線って、公開済みの文書を修正して伏線化するのは、後出しじゃんけんみたいでなんかイヤなのです。全編リメイクした場合には問題ないと思うけど。

 しかし、当初伏線ではなかったものが、伏線化するのはありかなと私は思うのです。

 例えば、「資格マニア~の話」第4話でトモとリオが受注する依頼を探すシーン。次のとおり、7つの依頼が登場します。

「ペットのミニリザード探し」 ランクF
「強盗団討伐」 ランクC
「騒音の発生源探索と騒音の停止依頼代行」 ランクD
「裏の小川に油が浮いているから原因を調査してほしい」 ランクF
「亡霊退治」 ランクA
「おじいちゃんの話し相手」 ランクG
「ごみの片づけ」 ランクG

 ミニリザード探し、騒音、小川の油はその場で受注しましたが、「強盗団討伐」、「亡霊退治」、「ごみの片づけ」は後に、依頼として登場します。これは、当初から伏線と考えていました。
 しかし、過去の自分で書いた設定を読み返してみて、この設定使っちゃおうと思い立って、「おじいちゃんの話し相手」も後の依頼として登場することになりました。
 このような伏線の後付けは、こうして白状しなければ作者しか知りえないことなので、伏線認定してもいいと思うのです。


「資格マニア~の話」第4話の末尾の方に登場します。
https://kakuyomu.jp/works/16818622171448567768/episodes/16818622171991696269

2件のコメント

  • 伏線って難しくないですか?
    推理小説じゃなきゃ、皆ひっかかりなく読んでしまって「ここで伏線回収!」みたいなことしてもヌル~っと終わっちゃう感じがします。
    かと言って、「ここ伏線ですよ!」って教えるわけにもいかないですしね。
    使えるものは使って、作品を盛り上げてください!楽しいが正義と思っております!
  • ポンコツロボ太様>
    そうですよね〜難しいです。
    明らかに「これ伏線です」ってパターンと、「あれ、こんなところに伏線があったの?」という気づかれないパターン。
    私は後者が多いかな。後付なら、なおさら当初伏線の意図がないですし。

    「楽しいが正義」良いですね(>ω<)
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