こんにちは。
私の作品を少しでもお読み頂いている方、いつもほんとうにありがとうございますm(_ _)m 1PVでも増えると嬉しくて、心から感謝しております。
さて、私は子どもの頃からインドア気質を極めており、夏季休暇は必ず読書日和だと思いながら本に向かって過ごしてきました。
活字も大好きですが、漫画も大好き。もちろんBL漫画は大好物です。
今年も例年よりもいっそう暑く、素晴らしい読書日和ですね(?)
ということで、ふいに私の大好きなBL漫画を発表してしまいたくなり。こちらにつらつらと書かせていただきます。
【古典部門】
✓萩尾望都『トーマの心臓』
傑作すぎて紹介文が何も書けません…。ちょっとBLとくくってしまってよいのかも分かりません。
が、どうしても挙げたくて。
子どもむけ漫画の冒頭に以下の文章。もう萩尾望都先生は神です。
“ぼくは成熟しただけの子どもだ ということはじゅうぶんわかっているし
だから この少年の時としての愛が
性もなく正体もわからないなにか透明なものへ向かって
投げだされるのだということも知っている”
【かすかにBL部門】
✓小山田容子『加賀谷次長、狙われてます!』
こちらはえっちなシーンもなく、主人公たちが明確に恋愛感情を抱いているわけでもありません。(まだ完結していないので今のところは)
「加賀谷次長」はシゴデキ銀行マン。加賀谷次長の最も興味のあることは、大切な子を大切に育てること。かわいらしい大学生(男)を家に招いて教育し、暴れん坊の部下(男)に時にはスキンシップ過多に愛のある指導をし、そして加賀谷次長が過去お世話になった家庭教師(男)とは家族のような関係を築き…。
なにやらBL臭がぷんぷんするものの美しく、そして登場人物みんなが加賀谷次長のとりこになる。
作者さんが銀行マン経験があるのか、仕事やその教訓についての書きっぷりも見事です。
えっちがほしいと思いながらも、えっちにならない幸せを感じられる作品です。
【おばかえろ部門】
✓乙吉『僕の先生は~好色三人男と勤勉少年の色めく日々~』
最初から最後までおばかでどえろいです。古い時代設定ものです。
主人公の仙吉くんは春画画家の滋吏先生のもとで働く奉公人。物語のスタート時、仙吉くんは14歳です。
滋吏先生は男の人のえっちな絵を描いて生計をたてており、絵のモデルのメンズとえっちにいそしむ毎日。仙吉くんも慣れたもので、先生たちのえっちを横目に汚れた衣服を洗濯したりと平然とした様子。そんな仙吉くんと滋吏先生が…、という物語です。
ただただおばかでえろいんですが、登場人物全員が大切にされていて、最後にすべての登場人物が幸せな様子でしめくくられます。そんな温かさもあって、お気に入りです。
【脇役に萌えまくり部門】
✓高崎ぼすこ『メテオリックミルキーナイト』
どうしてか動物園のしろくま(オス)とペンギン(オス)が人間になって、BLしちゃうというどえろ漫画です。
動物由来の本能に突き動かされたえろと、動物由来の愛らしさになかなかときめく物語。
でも、私がこの物語で何よりも好きなのは、終盤に明かされる脇役ふたりの秘密。多くは語られないのですが、ふたりの密やかでえろを感じさせる秘密に妄想が膨らみます。
【鬱部門】
✓はらだ『にいちゃん』
ひたすら鬱でハッピーエンドとは言えないエンドを迎える作品です…。
主人公のゆいくんは小学生の頃に特別仲良くしてもらっていた「にいちゃん」にレイプされかけ、とっさに逃げます。それなのに、ゆいくんはにいちゃんに続きをして欲しかったのだと強い欲求を抱きながら高校生になり…。
ストーリーが進むにつれて、このふたりの執着と歪みがいくつもの背景から形成されているのだと分かり、その人間のどうしようもない何かへの表現に圧倒される作品です。そして、ああこれで少しは救われるのかと思いながら結末を迎えようとすると…。
あまりにも鬱ストーリーなので、好き嫌いが分かれるかもしれません。
思い余ってつらつらと思いの丈を書いてしまいましたm(_ _)m
BL好きの方、もしよろしければおすすめ漫画を教えて下さい!!