『半分』を少しでも読んで下さっている方、★や♡でリアクションをくださる方、いつもほんとうにありがとうございます。PVが増えることも、リアクションを頂けることも、ひとつひとつ、ほんとうに嬉しく思っています。誰にも読まれないことを覚悟の上で投稿を始めましたが、目を通してくださる方がいるなんて、感激です。
ここでは自己紹介も兼ねて、雑談を少し書かせて頂きます。
作中の舞台はあるシステム会社ですが、私も日頃はシステムエンジニアとして働いています。この仕事の良いところは比較的いろいろなところが“ゆるい”ことでしょうか。
作中の村瀬くんや結城くんの装いがフランクなように、私自身、意味の分からないキャラクターの絵が書かれたTシャツ姿で出勤し、上司の頭髪は金メッシュ、パートナー企業のメンバーの耳にはピアスの穴。フルフレックスという名目で出勤時間も休暇もなんとなくてきとう、勤務場所が自宅かオフィスかもいくぶんかはその日の気分次第です。
反面、大変なところはやはり技術学習だと思います。葉山くんはうつらうつらしながらも学習に勤しんでいたと思いますし、村瀬くんの自宅の本棚には技術書が詰め込まれていたと思いますが、これが現実。この職業に従事すれば、多かれ少なかれ、彼らのように技術学習を続けてゆく必要があります。質と量ともに豊かな学習を行っているエンジニアは優秀ですし、さぼりがちになれば私のようなへっぽこエンジニアが生まれます。一緒に働くメンバー間では技術力の差が明確になり、能力が至らなければ、日々、劣等感に苛まれることになります。
また、存外、アナログな人間関係がシステム構築の足かせとなることも、村瀬くんの章で書いたとおり、現実にありがちです。
そんな厳しくも愉快なシステムエンジニアとして働く男の子たちが、あらゆる欲求をまっすぐに振りまわしてゆく姿、完結までのストーリーはすでに考えており、最終話は筆了しています。最後まで書き終えますので、引き続きお読みいただけましたらとても嬉しく思います。
蛇足ですが、結城くんのピアスについても、ひとつの短い物語を作っています。どこかのタイミングでサイドストーリーとして公開させて頂きたいなと思っている次第です。