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SOLID STATE ANGEL 執筆裏話 その1

記念すべき第一回の執筆裏話は、このお話を書こうと思いついたきっかけについてです。

以前の近況ノートにも書いたのですが、このお話は前作の「先祖返りの町作り」を執筆中に思いついたネタからできています。
私の場合、ふとしたときにお話しのネタが浮かびますので、メモ帳が手放せません。一番ネタが浮かぶのが、実は通勤途中の車の中でして。
その時間は完全に私一人だけの空間になりますし、毎回同じ道を使うので、少しぐらい別のことを考えいても問題なく目的地に着いてしまいます。

そのため、お話の世界の妄想がはかどるのです。
いろいろと妄想しては、思い浮かんだネタを信号待ちのときに書き溜める。ちょっとアブナイ人になっていますが、どうせ誰にも見られてないのでセーフ、セーフ。
そんなことを繰り返していたら、前作の世界の設定がどんどんと細かくなっていきまして。

前作の本文に乗せられないものが増えたのです。
細かすぎて本文に載せるとクドくなったり、あるいは、世界観と合わなくて載せられなかったり。
そんな設定をみていると、「この没ネタでお話をもう一本つくれなくね?」と思いつきました。ただ、前作のようなファンタジーにするには、理屈をこねくりすぎてて設定が細かすぎる。そこで発想を転換してこう考えたのです。「ファンタジーに使いにくいなら、SFにすればよくね?」と。
SFであれば、嘘をそれっぽく見せる手段として科学描写がたくさんでてきます。であれば、細かすぎる設定も、SFであれば受け入れられやすいのではないかなと思ったワケです。

そうやってさらに妄想を膨らませ、思いついたネタを少しずつ書き溜めていると、前作が完結しました。

そこでこれらのネタを見返して、さらに妄想を膨らませて書き始めたのが、この「SOLID STATE ANGEL」です。
出発点がファンタジーですから、SFを名乗っていますがファンタジー要素もかなり含まれています。
そんなところも含めて楽しんでいただけると、幸いです。

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