カイの家にあった連絡手段の水晶玉を見て
自分なりに考えて首飾りにしてみたアイリス。
魔法が禁忌の力だなんて言われる前までは
魔法使いたちはこうやって
魔力を宝石に込めて道具として利用してきた。
魔除けにしたり、ときには呪いの道具になったりしたかも。
でも魔法使いの排斥が進み
その数自体が少なくなっていくにつれて
そうした伝承もなくなっていった。
だからアイリスのような魔法戦争後の世代の魔法使いは
魔法に翻弄されて処刑に合うか、
運よくマドルカのような師となる存在に出会えて
やっと生き延びることができる。
アイリスが魔法をこんな風に道具として使う発想がなかったのは
魔法=危険な力と植え付けられた世代だから。