家康と大久保彦左衛門の会話でモンゴルの塩が出てきます。
塩はどのくらい儲かるのか?
1人当たり日に10g使用として年3.65kg。
桃山時代の人口仮に1800万人であえて掛けます。
大体44万石くらいの量になります。
仮に1石400文なら0.4貫。
つまり、44 万石は17.6万貫。
1貫を米2石とすれば米35.2万石相当。
無論、それは末端購入価格となります。
江戸時代にしても輸送経費は相当なもの。
領民を賦役でタダ働きさせ、
自前の船で家臣が消費地へ運び、
売って回るのならそれなりに儲かります。
ただ、輸送経費、各地の1次卸元、2次卸元、行商人
といった具合になりますので、そのへんは麻薬と同じ。
仮に産地で出荷時に得られる売上は3割として10万石?
そこから人件費と燃料代引くと、さらに低い額に…。
流下式で大量生産が技術とコスト面で不可能な事は、
当作品において取り上げています。
生産量を爆発的に増やせば価格は下がります。
コスト削減しても生産調整して価格維持するなら、
あまり意味はないと思えますし。
なので、作中年代における膨大な塩は、
入浜式や揚浜式となります。
燃料は石炭が主流とお考えください。
私の妄想では、塩の専売にするより、
むしろ、製塩業者へ専売の石炭売る方が儲かる気します。
広之の政策は効率化より、多少無駄だろうが、
景気を押し上げるため、公共事業的に金をばら撒いてます。
ようは、無駄が結構多い。
塩に話戻すと、大名は少しでも藩財政豊かにすべく手出します。
広之は入浜製塩マニュアル作って配ったとお考え下さい。
海外出兵でも大量の塩が必要なので需要は大きい。
大量に作られてもそれなりの価格で売れてたはず。
しかし、そのうちモンゴルから狂った量の岩塩が
市場へ流れ込んできます。
海外で使う塩はほぼそれでまかなわれますので、
国内の塩は需要減に…。
そうすると、値下げ圧力となり、各藩の御用塩は増産。
あとはどうなるかご推察の通りです。
塩で儲けるというのは中華王朝やモンゴルもやりましたが、独占した上、高く売りすぎて失敗するリスク大。
独占的に売る場合、高すぎると必ず民衆の怒りを買います。そのへんは消費税増税と同じかも。