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第271話の補足

家康と大久保彦左衛門の会話でモンゴルの塩が出てきます。

塩はどのくらい儲かるのか?
1人当たり日に10g使用として年3.65kg。

桃山時代の人口仮に1800万人であえて掛けます。
大体44万石くらいの量になります。

仮に1石400文なら0.4貫。
つまり、44 万石は17.6万貫。
1貫を米2石とすれば米35.2万石相当。

無論、それは末端購入価格となります。
江戸時代にしても輸送経費は相当なもの。

領民を賦役でタダ働きさせ、
自前の船で家臣が消費地へ運び、
売って回るのならそれなりに儲かります。

ただ、輸送経費、各地の1次卸元、2次卸元、行商人
といった具合になりますので、そのへんは麻薬と同じ。
仮に産地で出荷時に得られる売上は3割として10万石?

そこから人件費と燃料代引くと、さらに低い額に…。
流下式で大量生産が技術とコスト面で不可能な事は、
当作品において取り上げています。

生産量を爆発的に増やせば価格は下がります。
コスト削減しても生産調整して価格維持するなら、
あまり意味はないと思えますし。

なので、作中年代における膨大な塩は、
入浜式や揚浜式となります。

燃料は石炭が主流とお考えください。
私の妄想では、塩の専売にするより、
むしろ、製塩業者へ専売の石炭売る方が儲かる気します。

広之の政策は効率化より、多少無駄だろうが、
景気を押し上げるため、公共事業的に金をばら撒いてます。
ようは、無駄が結構多い。

塩に話戻すと、大名は少しでも藩財政豊かにすべく手出します。
広之は入浜製塩マニュアル作って配ったとお考え下さい。
海外出兵でも大量の塩が必要なので需要は大きい。
大量に作られてもそれなりの価格で売れてたはず。

しかし、そのうちモンゴルから狂った量の岩塩が
市場へ流れ込んできます。

海外で使う塩はほぼそれでまかなわれますので、
国内の塩は需要減に…。

そうすると、値下げ圧力となり、各藩の御用塩は増産。
あとはどうなるかご推察の通りです。

塩で儲けるというのは中華王朝やモンゴルもやりましたが、独占した上、高く売りすぎて失敗するリスク大。

独占的に売る場合、高すぎると必ず民衆の怒りを買います。そのへんは消費税増税と同じかも。

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