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補足ネタ 

軍隊狸 本作初出・「学校夜廻り 後編」
日露戦争に際して、人間に変身した狸が出征して日本軍に紛れこみ、ロシア軍相手に活躍し日本側の勝利に貢献したという。

例えばこんな話がある。
伊予の大気味神社の境内にある大樹に住んでいた喜左衛門狸は日露戦争に出かけた。小豆に化けて大陸へ渡り、上陸するとすぐ豆をまくようにパラパラと全軍に散り、赤い服を着て戦った。ロシア軍の将軍クロパトキンの手記には「日本軍の中にはときどき赤い服を着た兵隊が現れて、この兵隊はいくら射撃してもいっこう平気で進んでくる。この兵隊を撃つと目がくらむという。赤い服には、○に喜の字のしるしがついていた」と書かれているという。

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