• 異世界ファンタジー

思い付き 其の②

小ネタタイトル:『はい』と『いいえ』しか話せない激強い戦士の珍道中の続きです。

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前回のあらすじ。
超絶美少女のピンチを救い、お礼と称した大人な関係に発展することを夢見るもはいといいえしか言えないばかりに千載一遇の機会を逃した彼はトホホ~とため息をつきながら街道を進み始めた。

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以下本編

戦闘力で言えば2000万パワー以上の超人である俺は今、衛兵に捕まり尋問を受けている。

超絶美少女に逃げられたので、森というか人里離れた場所に居続ける必要もないので街道を進んでいた所で運よく大きな街が見えて来たので早速立ち寄ったのだが…

「もう一度聞くぞ?お前の名前は?」
「はい(名前、転生前は『高橋 翔太』だが…異世界風に言うならばショータ・タカハシか?)」
「‥‥」
「‥‥」
「ふざけてるのか?」
「いいえ」
「なら真面目に答えろ。貴様の名前は?」
「はい(ショータ・タカハシだ!)
「‥‥」
「‥‥」
「はい(あの~?)」
「‥‥」
「いいえ(俺の話を聞いてほしいのだが?)」
「はぁ~~もういい。通訳を寄越すからそれまで貴様は牢に入っていろ」
「はい(通訳!?あ!つまり今まで言葉通じてなかった訳で、決してはいといいえしか言えてない訳じゃないって事か!)」
「ホントはいかいいえしか言わないとは‥‥まぁいい。おい!こいつを牢に入れておけ!」

こうして俺は牢に居る訳だが…まぁ通訳とやらが来れば全て解決するだろう。

まぁそれまでは牢獄での定番の過ごし方である【筋トレ】して時間を潰そう。


こうして俺は筋トレをしながら通訳の到着を待つ事にした。


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