町乃　狩竜人

まちかり様

　まちかりさん、エッセイを楽しみに読ませていただいております。美鶏です。
　先日は私の新作を読んでくださり、ご評価とレビューまで書いてくださってありがとうございました。異世界にいってしまった人を待っているのはファンタジー世界ですが、残された家族を待っているのは厳しい現実なのでは━━と想像して書きました。
　視点が変わればホラー。確かにそうだと思います。

　ラストについては、まちかりさんの御指摘は鋭いです。息子が帰ってくるのかこないのか、私は決めていません。希望を持たせた終わり方を選びはしたのですけれど。両親の身になって書いたものなので、結局彼らは結末がわからない状態のまま、苦しくても待ち続けるしかないのだろうと想像しました。
　改めて、読んでくださってありがとうございました。

美鶏あお様

　お久し振りです。久しぶりの長編、ワクワクしながら「今日はここまでにするか」と思いつつ、次の章のページをめくっていました（笑）

　★三つでなくて申し訳ありません、でもどうしてもエンディングに辿り着いていない感がぬぐえなかったんです。

　最後のお父さんが書いた文章で、狂気に飲み込まれていったお父さんの一端が覗けましたが、あくまで希望的観測でしかない。

　この小説で息子の異世界話をどう捉えるかで話は変わってくるのですが、今のところ異世界的な現象が現実世界に影響を及ぼした様子はないので、まちかり的には息子のパラノイアの分量の方を多く感じるので、現実的な悲劇を予感するためホラーとして読めたのだと思います。

　あくまで読者としての勝手な感想です。気を悪くしたらゴメンナサイ。でもホラーとして読んだら、『相変わらず凄いなぁ』と感じました。これからも頑張ってください。私は公募に出す都合上、ネットに挙げられなくなりました。美鶏様の〝憂鬱なカンダタ〟の感想、嬉しかったなぁ。いつか読んで頂けるようになりたいです、宜しくお願いします。