いつも読んでいただき、ありがとうございます。
♪です。
今日はバレンタインデーという、私のような非モテ組には地獄のような日みたいです。
ということで、菓子検定、チョコレート検定に合格している私が、チョコレートについての豆知識を披露したいと思います。
『今日聞いても遅いわ!』って思える内容ですが、ぜひ来年に活かしていただきたいです(汗)
1. 手作りすると不味くなる
チョコレートはカカオを原料にしています。
カカオの成分である『カカオバター』の融点は34度くらいなので、口の温度で溶けるのです。これがいわゆる『くちどけ』ってやつですね。
漫画とか小説で、意中の相手にチョコを手作りするシーン(湯煎で溶かして型に入れて冷やす)ってありますけど、あのやり方だとクッソ不味くなります。
チョコレートを一旦溶かして固めると結晶化するのですが、一気に冷蔵庫で冷やすと結晶がバラバラになるので、せっかくの『くちどけ』が残念なレベルとなります。
どうすればいいかと言うと、撹拌しながら少しづつ冷やすのです。
石の板の上でチョコレートをヘラでかき回しているのを見たことある方もいらっしゃるかと思いますが、あれは『テンパリング』という、少しずつ冷やして結晶化を均一にすることで『くちどけ』を実現しています。
『テンパリング』ができないようであれば、素直に高級チョコを買ってきたほうが無難だったりします。
2. 産地によって風味が全く違う
チョコの原料であるカカオは世界中でほぼ同じ品種です。
でも、風味は産地で違います。
それは、チョコレートが発酵食品だからです。
カカオは収穫後、木の箱に入れて、バナナの葉などで蓋をして発酵させます。
この発酵の菌が産地で異なるので、風味が変わるのです。
花の香りだったり、ナッツの香りだったりと、本当に全く違うのです。
ちなみに、日本人がチョコの香りだと思っているものは、ガーナ産カカオの香りです。
世界一のカカオ産地はコートジボワールですが、治安の問題だとか、フェアトレードの関係だとかで、日本ではガーナが主たる輸入元です。
他にはベネズエラだとかブラジルだとかも有名です。
食べ比べてみて、好きな風味を探してみるのをおすすめします。
自作をするのであれば、産地を組み合わせてみると、素敵なチョコを作れるかもしれませんね。
3. 冬と夏のチョコはちょこっと違うらしい
先ほど書いたように、チョコの融点は 34度なのです。
なので、夏は溶けにくいようになってます。
何が混ざって融点が上がっているのかは知りませんが、溶けにくいということは『くちどけ』が若干落ちます。
ということで、冬に流通するチョコのほうが美味いとされているわけですが、正直違いはあまりわかりません。
