世の中、合理性より感情で生きている人がほとんどだと思います。
例えば不倫です。
社会的に手を出してはいけない相手なのに、好きという気持ちを優先させて行動した結果の関係性です。
例えば火事場の馬鹿力です。
火の手が回ってくるかもしれないという恐怖の感情が、普段以上の力を発揮させます。
例えば自殺です。
私の好きな作品のキャラクターは、恋人に「私のために死ねるの?」と問われて、恋人のために自殺しました。
私は少数派の合理性を考えて生きていくタイプです。
友人の相談にのるときは、より良い未来に向けてアドバイスをします。
でも、気持ちに寄り添ってほしかったと友人はいいます。
共感とは難しいものです。
泣けると話題の映画を友人を誘って見に行ったときも、この演出があるから涙を誘うのかと考える私の隣でやはり涙を流していました。
私の合理性だって元を辿れば感情からきています。
幸せになってほしいな。この映画好きそうだな。
そんな些細な感情が合理的行動を取る起源となってます。
でも、人はこんな私を見て”人の心がない”というのです。
共感力が乏しいと言いたいのでしょう。
合理性より感情で生きている人は、共感力が高いのでしょう。
では、誰が、私の”感情より合理的を優先させて生きる”中で生まれる孤独感に共感してくれるのでしょうか。