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作品解説2――「ジャンクDNA」はフィクションではない

自称美少女作家・悠月奏です笑

いよいよ本格的な作品解説に入りたいと思います!

まずはこの作品のマクガフィン(物語の鍵)となる「ジャンクDNA」について。
実はこれ、創作の世界の話ではなく、分子生物学界で実際に論争になっているテーマのひとつなんです。

「ジャンク」というぐらいですから、今は「役に立たない」「ガラクタ」という意味合いで受け止めていただいて結構です。「今は」ですよ!?笑

さて、そんなジャンクなDNA。
人間の全DNAのうち、実に97パーセントを占めるといいます。
言い方を変えると、ホモ・サピエンスがヒト属としての形質を維持し、次代に遺伝情報を伝えるために役立てているのは、たった3パーセントに過ぎないんです。

現生人類であるホモ・サピエンスは今からおよそ25万年前に地球上に現れたとされています。
25万年!
その間、ヒトはずっとその「ムダな」ジャンクDNAを捨て去ることなく、ご丁寧に私たち子孫に引き継いできたのです。
実際、生物の細胞分裂(遺伝子の複製)には、非常に大きなエネルギーを消費し、それは生命にとっては極めて大きな「負担」になるわけですから、なぜこのような「不要な」DNAを律義に何十万年も引き継いできたのだろう? 本当は「無駄じゃない、何か大切な遺伝情報」がその中に密かに引き継がれているんじゃないだろうか?
という疑問が、この物語を作る発端となっています。

だって、本当に未だに分かっていないんですよ。
自分の身体の中にある仕組みや役割、能力の大半が実は分かっていないなんて、なんてロマン溢れるお話なんだろう!

だから、この作品に出てくるDNA変異体である美少女「オメガ」ちゃんたちは、そんなジャンクDNAの「本当の機能」がさまざま発現した存在、として描かれています(個体差あれこれ)。
具体的に何がどう変異して誰がどういう能力を発揮するのか、というのは第4章あたりから本格的に描写していきますけどね!

だから、これを読んでくださっている貴方自身も、実は秘められた能力を持っている可能性は極めて高いのです。

リアルな科学的知見に基づいた「ゲノムの聖痕」、ぜひご一読くださいませませ!

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