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160話の補足として

いつも国以下略をご愛顧頂きありがとうございます。

今話も新キャラや新単語が登場しましたので、軽く補足しておきます。

金剛寺の天野酒 ─ 戦国時代にトップクラスの評価を得ていた日本酒の一つ。

興福寺 ─ 法相宗の大本山寺院。日本でも屈指の歴史を持つ。藤原 鎌足ゆかりの寺院。古代から中世にかけて絶大な力を持った。その力によって武家の支配を跳ね除け、事実上大和国を支配下に持つ。また興福寺は、「南都」ととも呼ばれており、当時は大規模な都市だったと言われている。大和国には奈良の大仏で有名な東大寺もあるが、こちらは興福寺よりも後だったというのもあり、周辺はそれほど栄えていなかったらしい。

三好 慶興 ─ 三好 義興。三好 長慶の嫡男。将来を嘱望された三好宗家の次期後継者。人物的にも評判も良く、器量も父 三好 長慶に劣らなかったとも言われている。1563年、突然死去する。享年22歳。以後三好宗家は、転がるように崩壊していった。

津田 宗達 ─ 天王寺屋二代目。津田 宗及の父親。天王寺屋は堺の会合衆の代表的な存在と言われている。琉球や九州との交易で財産を築いた。また、石山本願寺の御用商人を務めたり、京都の大徳寺とは深い繋がりがあった。三好宗家とも懇意の仲であった。なお大徳寺は、五山十刹の十刹に当たる寺格。

いつも通りマニアックな補足ですが、面白かったなら嬉しいです。
それにしても興福寺周辺が都会で東大寺周辺は寂れてたとか、こんな情報誰が喜ぶのだろう。

2件のコメント

  • (歓喜)
  • いつもありがとうございます。
    さわり程度ではありますが、興福寺とか大徳寺とか東大寺とかこういう宗教勢力が書いてあるのがこの作品の特徴ですね。
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