実際には先に本文を執筆した上で、コンペに申し込んでいるわけですが、仮に本作を出版社の編集部に企画書として提示した場合、どうなるかを試しに書いてみました。
### 出版企画書
【タイトル】
『リアルとバーチャルの狭間で』
(サブ案:『リアルとバーチャルの狭間で ~伝説の引退VTuberは、ネットの悪意を物理で殴る~』)
【企画の狙い】
現代社会の病理である「ネットリンチ」や「誹謗中傷」に対し、エンターテインメント(推し活)が持つポジティブな熱量が打ち勝つ様を描くことで、読者に強力なカタルシスを提供する。バーチャルな存在の裏側にある「生身の人間(リアル)」の葛藤と絆を肯定し、全VTuberファンへの応援歌となる作品を目指す。
【ターゲット層】
* コア層: 10代〜30代のVTuberファン、動画配信視聴者。
* サブ層: 「追放もの」「復帰もの」を好むWeb小説読者。
* 広がり: ネット社会のコミュニケーションや、VR技術・メタバースに関心のある層。
【新規性(売り)】
1. 「ネットの悪意(誹謗中傷)」のダンジョン化
SNS上の「罵倒」や「アンチコメント」がモンスターになる。逆に視聴者の「応援」や「歌」がバフ(強化)となり、悪意を浄化するという、現代の配信文化をファンタジーのギミックに落とし込む。
2. 「伝説の帰還」×「新世代との共闘」
「なろう系」で人気の「引退した最強職の復帰」という構図を、VTuber業界の「黎明期(レジ袋で音を出していた世代)」と「最新技術(フルダイブ世代)」の対比として描く。古参ファンの郷愁と、新規ファンの熱狂の両方を取り込む構造。
3. 「VRによる身体性の解放」という社会派テーマ
クライマックスの鍵を握るのが、現実では難病で動けない少女(叶多いのり)である点。2026年現在で存在しないフルダイブ専門のVTuberの可能性は、エンタメを超えた「メタバースの希望」を描き出している。
【プロット(200文字)】
行方不明のCEOを救うため、引退した伝説のVTuber剛田とルナが電脳空間「悪魔城」へ再臨。そこはネットの悪意が具現化した地獄だった。物理攻撃が無効化される中、新世代ユニット『Quintet:X』の歌声と視聴者の応援コメントが奇跡の光となって届く。病床の少女の祈りも翼となり、新旧ライバーの絆が悪意を浄化する、熱きバーチャル救出劇。
【主要キャラクター】
• 剛田拳(ごうだ けん) ネクストリーム最古参の「ゴリラ」。CEO救出のため引退を決意し、強靭な肉体と精神で仲間を守る絶対的な「盾」。
• 月影ルナ(つきかげ るな) かつてのトップVTuber。剛田を救うため一日限定で復活。華麗な剣技「月光」で道を切り拓く伝説のアイドル。
• 天音リコ(あまね りこ) 『Quintet:X』のセンターを務める元ジュニアアイドル。天真爛漫な性格と歌声で悪意を浄化し、奇跡を起こす新世代の光。
• 叶多いのり(かなた いのり) 難病で動けない身体を持つが、VR空間で自由な翼を得た少女。純粋な祈りとキスで物語の結末を導く隠しヒロイン。