先日のこと。
妻の携帯電話に電話がかかってきました。
「はい」「はい」と答えているので、身内からではないな、とは思いましたが、そのうち「警視庁、はい」「○○県警まで来て欲しい、はい」と不穏な様子。
ですが、たまたま前日のTVで
①警察から「あなたの口座が犯罪に使われている可能性がある」と電話がくる
②「○○県警まで来て欲しい」(遠く離れた県)
③行けないというと、ビデオ通話で話しを聞きたいと言われる
④次々に担当者が変わって、「確認したいので指定する口座にお金を振り込んで欲しい。すぐに戻すので」
⑤すぐに返金したという画像が送られてくるが、実際には戻されていない。
というニュースを見たばかりなもので、すぐに詐欺だと気付きました。
妻もすぐ気付いたようですが、困ったことに嬉しそう。
興奮しきりです。
「はい、行きます!」
と答える妻。
こちらが驚きます。田舎なもので、今日中に着くのは難しい距離です。
「住所を教えて下さい」
「電話番号も教えて下さい」
向こうもそれにひとつひとつ回答していましたが、
「待って下さい 今、メモを・・・・・・」
と言って紙を探していると、向こう側が電話を切りました。
ニュースを見ている時も、「振り込んだところで、いったい何を確認するの?」などと話していたのですが、ドラマをよく見ている妻は「警視庁って、東京管轄。県警との連携なら警察庁やん」「そもそもこの電話番号国際電話だし」「次は○○と答えてみよう・・・」と、毎日話してきます。
常々思っていましたが、私が書く小説より、日頃起こる事件を書いた方が面白いんじゃ無いかと悩む日々です。