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📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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📖第439話 この国は、岐路に立っている。
スールーは考えていた。
冬休み、実家に戻ってきたものの、商会の日常に自分が入り込む余地はない。サントスやトーマとは違って、自分が取り組むべき宿題を抱えてもいなかった。
(卒業したら自分はどんな道に進むべきか?)
今更ながらそんなことを考えるようになった。
以前は悩まなかった。当然商会を継ぐものだと考えていた。
自分には事業の才能がある。商会をより大きく、重要な存在に伸ばして行ける。そう信じていた。
その自信に変化はない。しかし、商会を継ぐことが本当に自分にとって最良の道かどうか、自信が持てなくなった。
(この国は、岐路に立っている)
情報革命研究会というグループをサントスと立ち上げた。たった2人で世の中を変えようという無謀な試みに打ち込んできた。
うまく行かないことばかりだったが、充実感はあった。やっていること、進もうとしている方向は間違っていない。その確信は深まるばかりだった。