📕「飯屋のせがれ、魔術師になる。」(異世界ファンタジー)
(「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞)
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346ご愛読&応援ありがとうございます。🙇
🖊新エピソードを公開しました。
📖「第677話 もちろん言われた仕事はやり遂げますよ。」
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https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16818622171619859389📄「|道路舗装車《ロードビルダー》だと? 何の遊びだ?」
その若い男は腹立たしげに吐き捨てた。
隣にいる中年の男は、かすかに鼻で笑っただけだった。
「あんな連中が本当に脅威になるんですかね?」
「侮るな。既に『まつろわぬもの』は奴らによって倒された」
「そう言われても。そいつが弱かったからじゃないんですか?」
とがった声を飛ばす若者を、ハンニバルは冷たい目で見返した。
「お前が上級魔術師以上の実力を持つというなら、好きにしろ」
「土竜」の二つ名を持つハンニバルにそう言われれば、言葉に詰まるしかなかった。
「こっちには|あなた《・・・》がいるじゃないですか?」
苦し紛れにそう言えば、ハンニバルはじろりと目に力を込めた。
「我らが主のご命令だ。逆らうならお前を殺す」
逆らうことなどできない。そもそもそんな気は起きないのだ。
自分の存在は「主」のためにある。その事実が体の中心を占めていた。不満を言ったのは、元の人格の残りかすのようなものだ。
「もちろん言われた仕事はやり遂げますよ。そのために俺はいるんですから」
右手にはめた指輪をなでながら、ジロー・コリントは主への忠誠を誓った。……
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お楽しみください。🙏😊