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📋[ThreadList] 絶対に気付いてはいけないオフィス怪談 ~消えた同期の謎~

「物語の一番おいしいところだけを読めたら、どれだけ贅沢だろう」
そんな発想から生まれたのが、この
Thread Story(スレッドストーリー)です。

1スレッド900文字程度の短いパートで、印象的なシーンだけを切り取り、5〜7スレッド程度でひとつの物語を描く。
要点だけを追いながらも、読後には全体像がふわりと輪郭を持つ──そんな読み心地を目指しています。

~*~ ~*~ ~*~ ~*~
気付いたら、あなたの世界は静かにズレ始める。
誰も覚えていない、でも確かにいた──そんな“消えた同期”の存在。
調べるほどに、思い出すほどに、あなたもその謎に絡め取られていく。
これは、決して気付いてはいけなかったオフィスの怪談。
気付いたら、もう戻れない。
~*~ ~*~ ~*~ ~*~

【ThreadStory】
絶対に気付いてはいけないオフィス怪談
 ~消えた同期の謎~
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Thread 01|同期が突然消えた日
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「じゃあ、また明日」──それが、最後の言葉だった。
次の日、彼女の席は空っぽだった。
「そんな人、最初からいなかった」と同僚たちは言う。
記憶の綻びの中で、ただひとつの違和感が、静かに芽を出し始める。

Thread 02|誰も、彼女を知らない
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連絡は取れない。SNSも消えた。
職場で名前を出すと、みんなが目を逸らした。
「誰だったっけ?」──まるで最初から存在しなかったかのように。
だけど確かに、彼女は“隣にいた”はずなんだ。

Thread 03|それ、見ない方がいい
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消えた同期の机の奥に残されていたメモ。
震える文字で「気づいてしまった」と書かれていた。
警告するように、先輩が言った。「見ない方がいい」
背中に何かが這い寄る感覚が離れない。
この会社には、知られていない“何か”がある。

Thread 04|消える者
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「あの席、前にも誰か消えてたよ」
噂は、休憩室で小さく囁かれていた。
社内に伝わる“消える者”の都市伝説──
記録も、記憶も、証拠も消える。
彼女の失踪と、あまりにも一致していた。

Thread 05|探す者
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消えた同期の部屋は無施錠で、時間が止まったようだった。
中には日記が残されていた。「ここにいる、でもいない」
ページをめくるたび、現実が静かに軋む音を立てる。
そして残されていたUSBで見たものは──

Thread 06|気付く者
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知らない誰かの記憶が、夢にまで滲み始めた。
調べるほどに、世界の“向こう側”が顔を覗かせる。
もう俺は、その扉を開けてしまったのかもしれない。

Thread 07|記憶の種
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消えた人間は、記憶という名の“種”を蒔いていく。
気付いた者だけが、その芽に触れてしまう。
それは、生き残るために仕組まれた罠だったのか──。

Thread 08|託す者
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気付いた瞬間から、オフィスの日常は静かに軋み始める。
同じ景色のはずなのに、どこかが確実に違っている。
気付いてしまったら、もう戻れない場所がある。
──あなたは、何に気付くのだろうか。


~*~ Thread Note (あとがき)~*~
Thread Storyはまだまだ進化中のスタイルなので、皆さんの声を参考&励みにして育てていきたいと思います。
応援❤️&コメントよろしくお願いします。
ではまた次のThreadで。

👉noteでも更新中です。
 https://note.com/fuukougensou/m/m7b74b464cdde

By. 風光 ~Fuukou~

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