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バレンタインチョコインタビュー!

近況ノートに書いた通り、各キャラにインタビューと、チョコを渡して――もらいたいと思います! 皆さんに!(笑)
ささやかですが、お礼になれば幸いです。

*リュウ・リトはデジドラのキャラ、あとはもふしらのキャラです!

【バレンタインチョコ獲得数】
1位(6個)

シロ:
『1番?! ありがとう! ぼく、ぼくとっても嬉しい!』
シロは後ろ脚で立ち上がり、のしっ! と飛びついてきた。
『ゆーたと一緒だね! ぼく、一緒だったよ! すごいね!』
たまらず尻餅をついたが最後、顔中をなめ回される。
抱えた手に、サラサラと流れる白銀の毛並み。べたべたになる顔を意識の外に、夢中で手を滑らせた。

『あのね、ぼく昔は良い匂いなのに食べられなかったの。だから、今ゆーたと同じものが食べられるの、すっごく嬉しい! ありがとう、ありがとう! チョコ、すごく美味しいね!』
澄んだ水色の瞳が、きらきら湖面のように輝いている。
『ねえ、ぽいっとして! ぼく、上手に取れるよ!』
言われるまま、ぽんと投げ上げたら、ばくっ! と食いついた。
『もっと、もっと!』
ぱあっと笑ったシロからは、光がほとばしるような気がした。

ユータ:
「わあ、こんなに……! ありがとう! シロと一緒に一位?! オレが?!」
ぶわわ、と染まった頬がぴかぴかしている。
嬉しげにもらったチョコを並べながら、ひとつひとつ、眺めては匂いを嗅いで、また眺めた。
「バレンタインのチョコってさ、色んなのがあってすごく楽しいよね! 見てるだけでもすごく素敵。これ、本当にオレがもらっちゃっていいのかな? 食べちゃって……いいのかな?!」
どことなく申し訳そうな顔で、黒い瞳がじっと見上げてくる。

もちろん、ユータ君がもらったものなのだから。
そう伝えながら、ついつい手を伸ばす。
艶やかな髪を撫で、もちもちの頬を両手で包み込むと、まるでつきたての餅のように温かくて、すべすべして、そして柔らかい。もはや無意識にもにもにと揉んでいた。
ユータはふふっとはにかんで笑う。
「いいよ、ほっぺもみもみチケットをあげるよ! チョコのお礼に、ね?」
ぱくっと小さなチョコを口に入れ、ユータは両手の平の間で、至極幸せそうな顔で笑った。


2位(4個)
カロルス:
「おー、くれんのか? ありがとよ! 次点? なんだよ、ユータの下かよ」
さっそく包みを開けて大きな口に放り込んだカロルスが、にまりと笑みを浮かべる。
「美味いな。お前んとこの菓子はすげえよ、甘いだけじゃねえ、なんか……こう、色々美味い」
とりあえず、色々美味いらしい。
「で? 今日はなんだっけか? 俺を労る日だったか?」
それは恐らく父の日だろう。バレンタインについて説明すると、カロルスは『ふうん?』と妙に艶めかしい返事をした。
「なら、お前が今日はユータの代わりに俺に食わせてくれ」
何が、どう、代わりに??
そのまま膝に引きずり上げられ、混乱を来たしながら、一粒ずつカロルスの口へ入れる大役を担うことになったのだった。

リュウ:
「りゅー、にばんめ? あいやとう!」
そう言いつつも、既に視線は手元のチョコにしか向いていない。すんすん、と匂いを嗅いだ途端、小さな口の両端からヨダレが溢れ始める。
「甘い。こえ、甘いによい」
菓子と気付いたのだろう、目をらんらんとさせながら小さな手で包装を引きむしろうとしている。
手が切れちゃう! 慌てて包みを開けてやると、だばあとヨダレで顎を濡らしながらチョコを見つめている。
気になる、そのヨダレ。もう早くチョコを口に入れてはどうだろうか。
キラキラした無表情という器用なことをしながら、小さな指がやっとチョコをつまみ上げた。
「……!!」
そうっと口へ入れた次の瞬間、ミントグリーンの瞳が大きく見開かれた。
次のチョコをわし掴んで、口の中に押し込んだ。恍惚、といえばいいのか、陶酔、と言えばいいのか。
夢中でチョコを押し込むリュウを慌てて止めた。
チョコで喉はつまらないだろうが……さすがに詰め込みすぎだ。
せっせと指を舐めるリュウに、その口の周りはいつ気付くんだろうなと笑ったのだった。

3位(3個)
 リト:
「なんだ? くれるのか? 悪いな、ありがとよ。へえ、俺が三番目か、中々じゃねえ? ちなみに、これは何だ? 食いもんだよな」
チョコをつまみ上げたリトは、用心深く匂いを嗅いで、美味そうだ、と笑った。
小さなチョコをわざわざ半分に囓り取って、確かめるように口の中で転がしている。
「おお、うま……。リュウが喜ぶだろうな。ああ、リュウはもっともらってんのか。そりゃ良かったなあ」
残り半分も口へ運び、指についたチョコをぺろりと舐めた。
「こんな美味いもん、なんで俺に?」
何気なく聞かれ、つい悪い笑みが浮かぶ。
「す、好きなやつに……? そ、れは俺に言っていいのか? 俺、もらっちまったが」
視線を彷徨わせるリトの口元に、もう一つ、チョコを差し出した。
「うっ……それ、いいのか? 食うぞ」
顔を傾け、何とか指に触れないように食おうと四苦八苦しているリトは、気付いていないのだろう。
その仕草、随分セクシーだと。
ついリュウのように、によによした笑みが浮かんだ。


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だんだん長くなる……

皆様ありがとうございました!!
残りの方々は……時間あったら限定公開で書くと思います! そちらもよろしくお願いします!

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