朝日の出ない朝に、彼等は荷馬車で各地へと旅経つ。
ヒヒィ――ン、ブルルゥウゥ・・・
「”家族・仲間”へは挨拶をしたのかね?」
「いいえ、まだです」
「ハハ、まだ少し時間はある。声だけでも掛けてみては?」
「もう、いいんです」
「ナゼだね?」
「心の中に彼等は住んでいるので大丈夫です」
進ませる蹄の音に扮して彼等は旅経つ。
それは荷馬車の中での賑わいを温めるものであった。
パカパカパカ・・・
「ねぇ、君はどこから来て、どこへと向かうの?」
「私はテムト村から来たの。アミューゼル王国へ向かうわ」
「俺はアクスドリーマヌ村から。行先はエイドカントリーズ王国」
「僕は貧困の村から。農区のある大地に向かうよ」
次第にその声かけが温かなものとなり、荷馬車へ揺られながらも気持ちの良い朝となってゆく。彼等の向かう方向は正しいままだと信じて止まない残り香を着けていた。
「もう少し話して居たいな」
「君は故郷の匂いがするね」
「短い時間だったけど、家族と居られたよ」
「これからは違う匂いに触れるかな?」
馬車主は彼等の会話にも微笑みを絶やさなかった。
だが、時として運命はあの地平線のように平らであった。
皆、そろそろ輝かしい太陽が訪れる事だろう、と心待ちにしている様である。
「ねぇ、見て・・・」
「あ!」
「すごいや・・・」
「あれが地平線なんだね」
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https://kakuyomu.jp/works/822139841184118244それは、まるで爆発だった。
遍く太陽に皆が「眩しい」といって息を吞んだのだった。
旅路に着いたらもう、新たな道を歩んでいる事だろう、と――。
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輝きの世界線である新天地パヘクワード編の一場面の紹介です。
”サンシャインrefine”で検索すると「AIによる概要」というものが出ました。
なかなか楽しめる概要で、自分の作品とネームが紹介されているのが面白いです。
何時もURLをコピーする際に出てくる概要は少しずつ改変されますが、それでも無いよりマシかな、と思えました。