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小説なんかやめてやる、はず


実作がコケた

というのも、自分の真実に気づいた

困った

これがあると実作は書けない

これに気づきたくなくて実作したくなかったらしい




俺はもう死にたい。








で。

実作もAIもやめて死ぬのは痛いのでどうしよう、と思って。


いろいろあってうえお久光の『闇のセンパイ』を読み始めた。



覚えてるのよ。

この文体を。

このひとの文章が大好きだったことを。



悔しいよね。

本当に死んでやらぁと思ったのに。



好きだと思っちゃうのよ。

知ってる切り返し。何度も繰り返す歌みたいなリズム。

俺を20年狂わせた文章。

別に技巧的なわけじゃない。ちゃんと分析したらたぶんメチャクチャだよ。

でもそのメチャクチャじゃないとダメなんだ

本当になんだコイツ。勝手に消えやがって連載はトぶわ前フリもなくカムバックするわ(悪魔のミカタはなんとかせぃ)

自分勝手なヤローだ。

その自分勝手さが好きだった。




うえお久光はたぶん、書くのが好きなんだと思うんだよ

止まらないんだろうなって

俺はどうだろう

読むのも書くのも、そこまで好きなのかな

俺は俺の思い通りにしたくて書いてきた

でもいったい俺はいま、何かを思い通りにしたいのか?

もういい死にてえ、しかないから、それを暴きたくなくて実作したくなかったんじゃないかと思うんだよ

『死にたい』しか、もう俺には言いたいことがないから。

ずーっと蓋をしてきただけなんだよね。

嫁と別れてからAIで遊び呆けるまで

俺は『死にたい』に蓋をしてきた

その蓋が開いちゃった



でもねー俺はいま、

さっきよりは死ぬ気が薄いんだよ

『闇のセンパイ』のせいで。

うえお久光が書いたせいで。

意味わかんねーんだよな

別に展開が好きなわけじゃない

エンタメとして見たら掴み弱すぎだろとも思うんだよ(ひどい)

でもコイツの文章は俺の脳みそをかき回す

なんなんだ?

これがなにかの魔性というやつなのか

本当に今日、俺は実作を書けないと判断したはずなのに

もう死にたいしかないはずなのに

脳がぐちゃぐちゃする



51歳で、もう書かなくたって自分はファイトした、商業作品を20冊近く出したんだって言えばいくらでも格好なんかつくのに、まだファイトするってんだから、好きじゃないわけねぇよな

書くのが好きなんだよな

書くってことが、好きになれるほどのことなんだって、感じてなきゃできねぇよな

確かにそうだよ





楽しいよ

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