『カクヨム』はその名の通り「書いて」「読んで」の双方を一人の人間に課している。それが運営の思惑であるのは、マイページ内に自作小説のデータ以外に「どれだけ他の作品を読んだか」「どれだけレビュー記事を書いたか」がデータ化され常に努力を促していることからもわかります。
(おそらく、他の小説投稿サイトとそこが大きく違うカクヨムならではの特徴かな?)
ぼくの「前世」時代からそれは変わっていません。カクヨムは立ち上げ時からそうだった。自らも作品を書いている執筆者だから、コメ欄の「民度が高い」と言われているようです。
もちろん僕も自分でも書くし、他の作家さんの小説も読みに行く。同じように他の作家さんも僕の拙著を読みに来てくれる。すると「カクヨム・ファミリー」みたく自分の周囲にお気に入り作家さんの輪が出来る。
これが嬉しい。
小説を書くというのは孤独な作業です。
でも、同じ志を持ち、小説執筆という共通の趣味を持ち、あまつさえコメントまでしてくれる。なんとなく「心がつながった」気になる。それがたとえ錯覚だとしても楽しいものです。
執筆活動にもやる気が出ます。
そんなカクヨムライフですが、
今年になって僕のお気に入り作家3名が消えました。そのうちの一人は、本当に大好きな作品を連載していて、つい最近もコメを書かせて頂いたばかりです。
今日、リンクをたどって読みに行こうとしたら「見つかりません」と出ます。その作家が僕に書いてくれた応援コメントも消えています。
☆も消えているようです。
いったい何があったのか、カクヨム・ファミリーだと(勝手に)認識していたので突然の消失は衝撃的過ぎです。
もっとも、そういう僕も「前世」では同じことをやらかしました。
ある日突然、フッと「解約しよう」と作品もろとも消滅させました。だから「急にいなくなるなんてズルい」とは言えません。
色々あるんだろうなあ、と僕自身の過去を振り返ってみる今日このごろ。