練っているあいだは進まないけれど、練り終わると進む小説。これなーんだ(小説だ)。
(おわり)
【図解】 スポットカニ
まるで学研のずかんみたいに!
アスミチが好きそうな感じに描いてもらえました。
探偵「奥さん。スポットカニの抱卵中のメスは猛毒だ。あなたはそれを知っていた。ご主人の皿にメスのスポットカニを混ぜたんですね」
オクサン「ば、ばかなことを! 第一あのピンク色のカニが混じっていたら誰だって食べませんわ」
探偵「そうです。ピンク色のが猛毒であることは誰だって知っている。でも、茹で上がったスポットカニのメスは、オスと同じ色になる。茹でる前には猛毒だということに気づかない人はいない。だから! カニを調理したあなたしか犯人ではありえないんですよ」
オクサン「ううっ……ふぐっ……(吐血)」
探偵「しまった! オクサン、まさかすでに調理したカニを食べて……」
(ミステリ小説『スポットカニは愛憎劇を見ていた』(完))
このカニ、顔の中にももうひとつ顔がありませんか……?
謎は深まるばかり。
探偵「うっ……はぶぅっ……ま、まさか私が飲んだ『磯の香りのお茶』にも毒が……これはカニの茹で汁……やられた」
