久々の読書メモです。久々すぎて、どういうふうに表記してたっけと確認しちゃいました。
『木島日記』大塚英志(角川書店)
lagerさんに教えていただいたこちら、ひゃっひゃっひゃ、面白かったです! lagerさんが言ってたとおり、胡散臭さ全開、荒唐無稽のオンパレードで、めっさ面白い!
八百比丘尼、キリスト日本渡来説、ムー大陸……こってこてな伝奇材料をこれでもかと並べ立て、実在の人物たちまで登場させる(が、あくまで虚構のキャラクター)。
奇人変人たちに振り回され右往左往する折口博士が気の毒というか可笑しいというか、でもそんな折口自身も変人で、やだ、このお話ってばマトモな人物がひとりも登場してない!(強いてあげるならヘーガー?)
小説は宮部みゆきしか読まないうちのダンナも読んで面白いと言ってました。著者の原作コミックをノベライズしたものなので当然マンガがあるわけですが、見たダンナが、怖い、おまえは無理、と教えてくれたので、私はそちらは見ないようにしています(怖がり)。ノベライズの二冊目があるので、そちらも楽しみに読もうと思っています。
で、本書のあとがきがまた……大塚英志節というかなんというか。氏の自負というか鬱屈しちゃってるものというか、皮肉屋だね~と片付けちゃえばそうなのですが、共感しちゃえる部分があるのが、「うううーん」てなっちゃうところでして。なんだろう、この複雑な思い……みたいな。
このジャンル(キャラクター小説、ジュニア小説)の中でのレベルの上げ方というものがあるはずだ、ということをあとがきでいってるんですね。確かに、本書はそれに成功していると私は思う。
ちなみにこれは2000年7月の発行。もう20年前の作品なのですね。多分、この当時よりも今、大人がライトノベルを読むようになっていると推察するのですけど、果たしてそれはレベルアップしたものなのか、とちょっと考えてしまいました。
確実にいえることは、キャラクター小説やリーダブルな青春小説が一般文芸に食い込んでいるということ。このジャンルの小説がレベルアップしたうえでのことなら良いのですけど。
で、このあとがきを読んでいて、少し前に閃いて考えている新作、これが私が思うライトノベルなのかもしれないなーなんてことに思い至りまして。背中を押されたわけではないのですけど、プロローグを公開しちゃいました。
もともとは、筆致企画でみなさんの葉桜を読んでいて、伝奇とエロは相性がいい→昔のCLAMPとか若木未生とかあんな感じの現代ファンタジーを大人向けに→ならばエロ設定は欠かせない! と思いついたお話なのですけど(爆)
で、つらつらぼんやり考えて、今の(大人の)私にとってのライトノベルってこんなの、という解答に至ったわけです。
これがウケるかどうかは知らん。いつものごとく書きたいから書くだけです。ちみちみと。なので、お付き合いいただける方はよろしくお願いします、といつものごとく言うしかありません。
読みたくないものは読まなくたっていいのですから。興味を持たれた方だけ、よろしくお願いします(ぺこり)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054904942647