元は「補遺」として記載していた内容ですが、本文と地続きにすべきではないなと思い至ったので、こちらに移します。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
東京都西部～神奈川県北東部の鉄道路線網に馴染みのない方だと、恐らく何がなんだが分からないと思います。なのでその辺りを少しだけ解説したいと思います。以下に記す内容は本文のネタバレになるかもしれないし、ならないかもしれません。ただし作者は鉄道の専門的なあれこれをよく分かっていないので、誤りを含む可能性があります。悪しからず。
JR武蔵野線は、東京都の府中本町駅から千葉県の西船橋を結ぶ鉄道路線です。山手線より外側を通る環状路線で、都心に向かうJR・私鉄各線と多数交差しています。かつて都心部を経由していた鉄道貨物を郊外に迂回させるべく建設されました。
それで、武蔵野線は旅客運転を行っているのは府中本町～西船橋なのですが、実は府中本町駅～鶴見駅（神奈川県）に貨物線が存在します（「武蔵野南線」と呼ばれているらしい）。という訳で、正確な起点は鶴見駅なのだそうです。
その、府中本町から先の区間なのですが、大部分は地下を通っています。路線案内でも武蔵野線とは表示されないので、例え首都圏在住であっても、どこを通っているのか分からない・そもそも存在を知らない方が多いと思います（少なくとも作者はそうでした）。府中本町駅～武蔵小杉駅（神奈川県）は南武線と並走する形で、武蔵小杉駅～鶴見駅は横須賀線や、相鉄・JR直通線と同じような経路を通ります。ちなみに、京王相模原線・稲城駅付近（東京都）は高架を、小田急小田原線・生田駅付近（神奈川県）や東急田園都市線・宮崎台駅付近（同）は地下を走っているようです。
武蔵野南線、旅客化構想は実際にあったらしいのですが、紆余曲折の末頓挫したようです。ただ臨時列車は、たまにですが走るそうです。
もう一つの高島線は、神奈川県の鶴見駅から、同じく神奈川県の桜木町駅を結ぶ鉄道路線です。東海道本線の支線らしい。こちらも定期の旅客列車はないですが、臨時列車はあるらしい？ 詳しいことは正直、よく分かりません。
解説はこの辺りに留めておきます。恐らく文章であれこれ記述するよりも、WEBの地図等で見た方が把握しやすいと思われます。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊