いつも通り、今回もChatGPTと一緒に物語を作りました。
自主企画「2025年7月、大津波は起きなかった。」に寄せた作品です。
今回は特にChatGPTが大活躍。第1章・第2章は、ほんの10行ほどの指示で一気に書き上げてくれました。
少し苦労したのは、SNSを扱う章の構成でした。「2つに分けて」と何度伝えても、「分けました」と返ってくるのに、出力されるプロットはなぜか1つにまとまってしまう……。
最終的には、「SNSの熱量の変化を描くために、2章に分けてください」と説明したら、すんなり解決。ChatGPTにもきちんと意図を伝えることの大切さを実感しました。
ChatGPTは、「ルール vs 命」「正しさ vs 世論」「沈黙 vs 喧騒」など、大きなテーマが好きなようで、私の「こういうこともあるよね」が、いつの間にか「正義とは何か」という物語になっていました。
(……全くそう思っていないわけではないんですけどね)
あと、私は主人公を書くのがどうしても苦手で。
それならいっそ喋らせない、という選択をしました。
今回、主人公が発した言葉は、物語全体でたった10回です。
それでも物語として成立していると、自分では思っています。
楽しんでいただけたら嬉しいです。