黒きスライム

ある男が死に、ある世界へと輪廻した。そこで与えられた名前は彼がいた世界では忌み嫌われる史上最悪と言われた独裁者の名前だった。そして彼は信仰者だった。かつての祖国の八百万の神々の――

　数多の勝利を積み重ねども、その摩耗から緩やかに亡国への道を進むライヒ。そんな最中、存在Xの介入が新たなる転生者を呼び覚ます。彼の名はフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ。――神…

東西冷戦終結から35年後の2026年、世界の平穏は一向に訪れず、経済は不安定性を増し、テロや地域紛争等、世界で戦争の火種が完全に絶えることはなかった。そして同年8月、南シナ海での…

異世界からやってきて、無敵かつ最強の能力を誇る《転生者》たちを前に、人類は圧倒的に不利な戦いの日々を強いられていた。 そんなある日、魔獣化手術を受けた傭兵、ワーウルフのルジン・…

魔法を操る「支配種」が、それ以外の「劣等種」を家畜同然に支配する世界。 帝国の辺境で暮らす少年リアムは、ある日、理不尽な襲撃によって人生の全てを奪われた。 絶望の淵で彼に蘇ったの…

「クトゥルフ神話って何？ よく聞くし盛り上がってるところは見るけど」 「興味は有るけど、何処から入れば良いか分からないし……」　 「(」・ω・)」うー！(／・ω・)／にゃー！　…

　高校生だった佐々佐助は突如現れた異星人ミ＝ゴにより家族を奪われ、自らも脳だけの姿となった。 　これを哀れんだ邪神チクタクマンは、佐助を救う代わりに、彼を自らの使徒に変え、異世界…

大みそかの雪山。ひとりの男が吹雪の中、ビバークしていた。 妻子とは別居。ひとりさみしい家にいたくないと、雪山をのぼったのだが…… 眠気にいざなわれ訪れた世界には、世界一かわいそ…

AIを用いた異常気象予測を研究する斉藤正平は一つの暇つぶしに没頭していた。 それは自然言語を自在に操るAI都市の作成と制御だった。 一方、正平が"実験"するAI都市では奇妙な"神…

１９４２年５月の珊瑚海海戦で日本軍空母部隊は米正規空母１隻撃沈、同１隻中破の戦果を挙げるが、戦略目標は未達成に終わり、戦争は長期戦に突入しようとしていた。 このような状況を打破す…

「平和なエルフの国（村）に、野蛮なオークが攻め込んできた」 そんなよく見るフレーズ。 ではなぜオークたちはエルフの国に攻め込むのか。 一つの国を亡ぼすほどの軍勢を、どうやって送り…

ミッドウェー海戦後、軍令部の井上次長の尽力により、完全な形ではないものの陸海軍相互協力体制が敷かれた。 共同で迎撃戦を展開する陸海の基地航空隊！！ 活躍する海軍から技術提供を…

「ラヴィネの海戦とは、ナストク半島のラヴィネの沖合でカラマン朝海軍と神聖同盟・エリティアの連合海軍が激突した史上有数の海戦である」 ムスタファ＝サレク『東西大陸史』「ラヴィネの…

大陸統一暦1000年、アルバ王国は二人の英雄によって、魔女の圧政から解放された。 一人は剣士。王となり、軍を率いて一大王国を築いた彼を、民衆は『英雄王』と称えた。 一人は軍師。宰…

【コミックグラスト(ノベマ)にてコミカライズ連載中】 kanco先生作画でコミック版転生エルフ１～５巻発売中。 (原題：転生エルフによる900年の悠久無双記) 木戸 稔《きど…

かつて全てを破壊した少女がいた。 彼女はウルカという名前の少女と出会い、名前をつけてもらう。 ◇◇◇ そんな感じのSFファンタジーです。 文の最後にあるハート押して、 …

第四回こむら川小説大賞参加作品です。 テーマ：『異能』

　今とは少しだけ違う歴史を辿った日本。そこは相撲が国民的競技として君臨し、物事の解決に相撲が用いられる大相撲時代だったーー！ 　徳パンクSF「黄昏のブッシャリオン」作者が贈る現…

剣の天才である美少年キサラギ・ヒロ（15歳）は、弱きを助け強きを挫く——おとぎ話のような「英雄」に憧れていた。手始めに戦争で活躍するつもりだったが……夢追い人が急に敵を殺せるわけ…

＜SF週間ランキング最高2位＞ 「ふぁぁ…」 「あー！！　もうこんな時間じゃん！」 髪をとかし、トーストを口に入れ、2人は今日も学園へ走る！ 見知った街、見知った学園、そん…

家政婦（ハウスキーパー）ＡＩ　アンナのマスターが急死した。彼による最後のアップデートには、ある贈り物が仕掛けられていた。

【カクヨムコン4 最終選考進出作】 2028年東京、そこは神道系呪術教団と公安警察特殊部隊が日々抗争を繰り広げる魔都だった。 法では裁けぬ呪術犯罪に立ち向かうべく組織された公安…

近未来。怪獣の群れに襲われた戦場の遥か上空を、秘密裏にステルス爆撃機編隊が飛んでいた。 主人公たちが乗り込むそれは、ナイトリーパーと呼ばれる対怪獣用に建造されたマシンの一種。しか…

西暦2020年。クリスマスの東京に舞い降りた翼の怪物は、少年からただ一人の幼馴染を奪い去る。 後に残されたのは、塩の柱と変わり果てた幼馴染の成れ果て。 世界を亡ぼしたのは旧約聖書…

ガミラス帝国政府・経済企画庁所管の独法機関『銀河方面経済研究所』（←帝国エリート官僚の天下り先）からの委託を受けて、隣の星雲から遠路はるばる日本にやってきた平凡な非正規雇用研究員…

すべてはおちんぽのためだった

　ファンタジア文庫様より書籍化が決定しました。2025年5月20日発売です。書籍化に伴いタイトル変更しています。 　可愛い従姉妹の音羽（おとは）琴（こと）ちゃんを事故から庇って…

雑草魂なんて一丁前に語る奴らは来んじゃねー。 俺はもっと、深く、暗く、絶望的な話をしてるんだよ。

正月に九州の実家へ帰省した翔太。 滅多に雪がつもらない街は大雪で、美しい銀世界へと変貌していく。 久しぶりに会う両親は、年々年をとっていき、血のつながらない妹は、仕事で家を留守…

偉大なる"彼ら"が失踪した、赤錆色の砂が広がる世界。冬になると多くの砂嵐が発生する過酷な荒野で、夫婦は小さな畑を営みながら細々と暮らしていた。ある日、そんな夫婦の元に訪問者がやっ…

(旧題：なろう作家の火村君は、コピーライターから、小説の売り込み方を学ぶようです) 「コピーライター？なんすかそれ」 「簡単にいえば『お客を得る』ための文章のプロだ」 (おか…

その者の名は、立花慶一郎。 生まれに宿命あり。 生様に運命あり。 果てさて、立花慶一郎。 宿命に殉ずるか、運命に生きるか。 その生様、見て候。 時は慶長、名実ともに戦国時代の終…

目が醒めると、窓の外は火の海になっていた。 テレビは電波を受信せず、ラジオはほとんど機能しない。 悪夢のような異常な世界に、あなたを連れて行きましょう。

『自由人にとって政府とは一つの道具や手段にほかならず、なにか施しをしてくれる優しい庇護者でもなければ、敬愛し仕えねばならない主人でもない。また国家の目標も、一人ひとりの目標の集合…

1944年、日本は窮地に立たされていた。 二月にトラック島の航空基地が陥落し、日本本土陥落も懸念される中、大日本帝国合同参謀はこの大東亜戦争に勝利すべく、反抗作戦を立案する...…

KAC20218「尊い」 八番目のお題は「尊い」ということで、恋愛要素や萌えを全面に打ち出した作風に挑まれる方が多いのではないでしょうか。そう予想しまして、自分はまた運営さんの…

「福音書」を含め従来のイエス伝はごくわずかな幼少期と、ガリラヤ、そしてエルサレムで福音宣教に当たったわずか三年間の事績のみ伝えて「イエスの伝記」と称しています。 それでは簡潔す…

かつての田舎村スルタが、国内屈指の交易都市へと成長する要因になった精強な冒険者ギルド。そこで長年ギルド長を務めてきたヴァルアス・オレアンドルは齢七十五となる老英雄だった。 そん…

数字を3までしか数えられない軍隊が、危機に陥っていた。 彼らの眼前にたくさんの兵が迫っていたのだ。こちらの兵はいっぱい。しかし敵のほうがたくさんいる。 敵は数字を4まで数えられる…

資源を巡り列強が衝突していた。 最も魔導文明の進んだベラルーシェ教国は戦争を憂い、新たな土地を召喚し、その列強らに分け与えることで戦争を平定した。その土地には原住民がいることもあ…

日本神話を現代語になおし、更にわかやすくしました。 ただの解説ではなく、『神話の世界を旅する』をコンセプトに書いたので、物語楽しめるだけでなく、作品製作の資料や創作活動的も元ネタ…

ヨハネの黙示録的な…… 宇宙の始まりから人の終焉まで

秋葉原の由来になった神様がいる!?　お稲荷さんはキツネじゃない!?　七福神は外国の神様だった!?　などなど、意外と知らない神様の秘密を楽しく、わかりやすく教えちゃいます(^-^)…

“白き女神”に守られたフィルナと、“闇夜の王”の寵を受けるルナン。 浮遊大陸エリアの支配権をめぐる二国の争いは、有史以前から綿々と続いてきた。 相争う運命にある、ふたつの血を継ぐ…

※本作は２０２１年４月２１日に完結した作品ですが、投稿開始時に使用していた旧あらすじを、２０２１年６月１８日に、世界観の簡単なご紹介のために追加させていただきました。 　３５歳…

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自民党の憲法改正草案に強い危機感や疑問を感じます。 憲法改正後の日本社会や日本人の生き方について具体的に想像して頂きたい。もちろん小説執筆を試みる方が現れることも歓迎します。