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第19話  病の流行は長屋王の祟り

https://kakuyomu.jp/works/822139837796390515/episodes/822139839103283647


――それは、奈良の都を震わせた夏だった。

燃えるような朱の空の下で、
藤原四兄弟が次々と倒れていく。

武智麻呂、房前、宇合、麻呂。
この国を支えてきた四つの柱が、まるで風に吹かれた灯のように消えていった。

人々は怯え、誰もが囁いた。
「長屋王の祟り」――そう、誰ひとり否定できなかった。

現代から転生した理系脳のあたしでさえ、
その時ばかりは震えた。
「……マジで祟りだ。こえぇ……」って。




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源平合戦で命を落とす安徳天皇に転生した俺、死にたくないので、未来の知識と過剰な努力で、破滅の運命を覆します
https://kakuyomu.jp/works/16818792438048725794

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