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182話 誉れか破滅か――義経、検非違使任官の朝

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1186年、春の都。
後白河法皇の口から告げられたのは――「源九郎義経を検非違使に任ず」という言葉だった。

それは、都人にとっては英雄への栄誉。
しかし、鎌倉にとっては無断の任官、裏切りの火種。

初陣で盗賊を討ち取り、都に名を轟かせる義経。
けれどその背後には、兄・頼朝の冷たい影が迫っていた。

誉れか、破滅か。
栄職の任官は、やがて義経を破滅へ導く裂け目となる――。

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