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172話 失われた館、消えぬ希望

https://kakuyomu.jp/works/16818792438048725794/episodes/7667601420166584099

月明かりの山道を登った先に待っていたのは、黒い柱だけを残した隠し館の焼け跡。
三姫も、景清も――もういないのか。
胸を締めつける絶望の中で、それでも安介とハヤテは祈る。

「きっと生きている。必ず、帰ってくる」

夜風がその誓いを運び、月光が静かに二人を照らしていた。
失われたはずの場所で、消えぬ希望だけが強く輝いていた。

良かったら読んでください。

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