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2025年10月22日の近況報告 ルールの穴を突く行為

【告知】

https://novelup.plus/event/short-contest-noodles/
ノベルアップ+の「カップ麺から始まる短編小説コンテスト」に「受験の味」と「機動隊とカップ麺」という2作品で参加中です。

本文はこちら。
「受験の味」
https://novelup.plus/story/108774508

「機動隊とカップ麺」
https://novelup.plus/story/350421190

【以下本文】

 上は法律や憲法から下は競技のルールに至るまで完璧でない人間が作る以上、人間が作るルールには「穴」はどうしても出来てしまいます。
 ですが、それを見つけても「その場では見て見ぬふり」をして関係者に教える。にとどめた方が良いでしょう。ましてや「その穴を突く」行為は身を滅ぼすことになりかねません。



 ルールの穴を突くって「メッチャクッチャに楽しい」ってのはわかりますよ? 「メチャクチャ」じゃないですよ「メッチャクッチャ」ですよ?
 昔のゲーム、具体的には「オンラインアップデート」ができなかった時期は、発売後に見つかった「不具合」とか「バグ」は修正できなかったんですが、それを見つけて遊ぶのは「メッチャクッチャ」楽しかったですよ。



 オンラインアップデートのおかげで「バグや不具合だらけのクソゲー」でも修正を繰り返してそれなりに遊べるようになるのは「益」でしょうけど、
 バグを突いた遊びが出来なくなったのは「損」の部類になるでしょう。
 一時期なろうで散々に流行った「ハズレスキルの真の力に俺だけが気づいてる」っていうのに通じるものはあると思います。あれも「ルールの穴を突く」行為の一種かと。

 なので「ルールの穴を突く」のは「オレはルールを作った人間に勝った!」って思って「脳内麻薬がドバドバ出る」位面白いのは分かります。
 ただ、それでもルールを守らんとえらい目に遭いますよ。



 なぜルールの穴を突いたらダメなのか? 身近な例で挙げましょう。現在の日本の法律では転売は禁止されていません。でも転売をやる人はものすごく嫌われますよね?
 もう一つ例を挙げましょう。生成AIは国が勧める事業ですけど、生成AI絵師の評価がどうなってるかは、分かりますよね?
「ルールの穴を突く」人がいかに嫌われるか、その事例がよく分かると思います。



 他にも、ヤクザは法律を守らないけど「仁義」を守らない奴は信用しません。
 ですから「ルールを守らない」どころか「ルールの穴を突く」のは一時的には得かもしれませんが、長期的には「信用を失う」という大損をする事になるでしょう。加えて「ルールを作る側」っていうのは大抵権力者なので、権力者に逆らったら……って話にもなりますよ。



 というか、あの賢人プラトンが遺した「国家」でも「ルールの穴を突いて上手に儲けるほうが正しい(要約)」という意見に対する反論から始まるそうなので
 コイツは人類の文明が興ってから今に至るまで修正されずに残り続けるバグや不具合のようです。



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