• 現代ドラマ

『しまなみブルー ―風のWITCH―』登場人物紹介

■ 水野 志保(みずの しほ)

年齢:32歳/バイク:YAMAHA XSR125(バイオレットパール)
通称:「しまなみの魔女」

本作の主人公で愛媛県今治市出身の元ジムカーナ選手。
愛媛大会を制し、他を寄せつけない走りから“しまなみの魔女”と呼ばれた。
橘誠一に師事し、基礎理論を学びながら独自の感覚を磨いた。
理屈と感覚をどちらも極めた努力型の天才であり、マシンの動き、路面、重心の変化をすべて把握した上で最適な操作を選ぶ。
再現性の高い精密な走りは、もはや職人の域を超えた芸術に近い。

結婚を機に一度バイクを降りたが、再びハンドルを握っても衰えはなく、経験が走りに深みを与えた。
その完成度と安定感は今も健在で、彼女の走りを見た者は誰もが“理想”という言葉を口にする。

現在は着付師として生計を立てつつ、結を中心としたチーム「しまなみブルー」の一員として活動。
若い世代と共に走る中で、かつて忘れかけていた“楽しむための走り”を思い出した。
結とは初めて会った瞬間からお互いを意識し合う関係で、結が志保に憧れを抱いているのと同じように、志保も結の真っすぐさと成長に刺激を受けている。
年齢や経験を超えた信頼関係があり、二人は今や“師弟ではなく対等な仲間”として走っている。

普段の志保は穏やかで人当たりが良く、かつ悪戯好きで冗談もよく言う。
橘誠一やリンダとは古くからの付き合いで、誠一が彼女のXSRを勝手に触っても笑って許すほどの大らかさを持つ。
完全無欠のライダーでありながら、決して他人を見下さない。
だからこそ、彼女は今も“魔女”と呼ばれるにふさわしい。



■ 瀬戸 結(せと ゆい)

年齢:22歳/バイク:SUZUKI GSX-S125(メタリックトリトンブルー)
しまなみブルーのリーダー

前作の主人公で今治のタオルメーカーに勤める社会人ライダー。
容姿端麗だが誠実で努力家、そしてチームのリーダーとして信頼が厚い。
日常では天真爛漫な性格だが、走りに関しては非常に真剣で妥協を許さないタイプ。
バイクに乗るきっかけは、恋人の隼人の親友であり、すでに亡くなった優斗の影響である。
優斗との思い出は今も彼女の中に残り、走る原動力の一つになっている。

志保に対しては、女性として、ライダーとして自然な尊敬を抱いている。
しかし志保の意向もあり、関係は師弟ではなく対等な友人として成立している。
互いの価値観を尊重しながら、時に意見を交わし合う関係であり、結自身も彼女から多くを学んでいる。
冷静な判断と行動力を併せ持ち、しまなみブルーの精神的な軸となっている。



■ 橘 凛(たちばな りん)

年齢:18歳/バイク:HONDA CB125R(マットシルバー)

前作のもう一人の主人公で波方工業高校に通う女子高生ライダー。
冷静で落ち着いた性格をしており、チーム内では副リーダー的な立ち位置。
判断力と反射神経に優れ、ツーリング中の状況把握に長けている。
恋人の悠真を常に支え、互いに影響を与え合う関係を築いている。

志保のジムカーナ走行を見て強く影響を受けており、走行ラインの取り方やブレーキングを独自に研究している。
結や彩花とは年齢差があるが、対等な関係で信頼を寄せ合っている。
冷静な一方で仲間思いな一面があり、感情を表に出すことは少ないが、大切な人のためなら迷わず行動できる芯の強さを持っている。



■ 伊吹 彩花(いぶき あやか)

年齢:23歳/バイク:HONDA CT125 ハンターカブ(マットカーキグリーン)

今治生まれ・大阪育ち。
明るく社交的な性格で、チームの雰囲気を和らげる存在。
大阪での生活が長かったため言葉遣いに関西弁が混じるが、地元・今治にも馴染みが深く、地域の人々との繋がりも多い。

社会人経験があり、ツーリングの計画や調整などで頼りにされている。
結とは同じ会社の同僚でひとつ上の先輩だが対等な友人関係を築いている。
地元尾道の人気店「尾道大判焼きさくら」の常連客で、店主のリンダとは旧知の仲。
ライディングでは安定感を重視し、長距離走行にも強い。
妹の琴音とは性格が正反対だが、お互いをよく理解し合っている。
チームではまとめ役の結をサポートする立場として行動しており、年齢が離れた志保とも話が合うことが多い。



■ 三浦 悠真(みうら ゆうま)

年齢:18歳/バイク:SUZUKI GSX-R125(レッド×ブラック)

凛の恋人であり、志保の甥。
波方工業高校・情報技術科に在籍している。
冷静で思慮深く、論理的な考え方を好むタイプ。
実家は合気道道場で自らも合気道を会得している為かなり強い。
ツーリング中は通信機器や機材の管理を担当し、チーム全体の安全を支えている。

トランスジェンダーとして自らの生き方をオープンにしており、仲間たちから自然に受け入れられている。
凛との関係は互いを高め合うもので、志保からも時折アドバイスを受けるなど、信頼される存在。
走行では冷静な判断を重視し、基本は速度よりも安定を求めるスタイルだが、叔母の志保と同じ血筋の為にその成長力は飛び抜けている。
ただ、最近では度を超した志保の悪戯の格好の餌食となっている。



■ 伊吹 琴音(いぶき ことね)

年齢:16歳/バイク:HONDA PCX(パールホワイト)

彩花の妹で、しまなみブルー最年少メンバー。
穏やかで控えめな性格ながら、観察力が鋭く、人の関係性や空気の流れをよく見ている。
頭の回転が早く、年上のメンバーとも自然に会話できる柔軟さを持つ。

漫画やアニメが好きで、いわゆる腐女子であることを公言している。
チーム内でもその趣味を隠しておらず、時にはメンバー同士のやり取りを題材に創作的な想像をして盛り上がることもある。
その自由さは周囲にも受け入れられており、話題の中心になることも少なくない。
感性が豊かで、人間関係を深く理解する姿勢は、チームの潤滑油的な役割にもつながっている。

志保の事はもう一人の母親、結の事はもう一人の姉として接している。
火に対するトラウマを抱えているが、志保や結の支えで少しずつ克服しつつある。
姉の彩花とは性格が異なるが、互いをよく理解し、支え合っている。
白いPCXを操る落ち着いた走りと、明るい感性が特徴。
経験は浅いが、学ぶ意欲が高く、これからの成長が期待されている。



■ 橘 隼人(たちばな はやと)

年齢:26歳/バイク:SUZUKI GSX-R125(ブルー)/YAMAHA YZF-R1(ホワイト)

凛の兄で、結の恋人。
今治オートセンターに勤める整備士で、父・誠一とともに店を支えている。
冷静で実直な性格。
志保のジムカーナ時代を知る数少ない世代の一人で、
彼女の走りに影響を受けて育った。

小排気量から大型バイクまで乗りこなし、
状況に応じて車種を使い分ける。
結に対しては恋人であると同時に、同じライダーとして尊敬の念を持っている。
チームでは直接的には関与しないが、裏方として整備や助言を通じて支えている。



■ 橘 誠一(たちばな せいいち)

年齢:54歳/今治オートセンター店主

隼人と凛の父親で、今治オートセンターの店主。
若い頃は“今治最速”と呼ばれた元ライダーで、
志保にとってはジムカーナ時代の師匠にあたる存在。
理屈より感覚を重んじるタイプで、走りや整備に対して妥協を許さない。

普段は明るく話好きで、ジムカーナ仲間や常連客とよく盛り上がっている。
店では頼れる職人だが、少々行動が先走ることもあり、志保のXSRを本人に断らずにいじって隼人に注意されることもある。
志保が大らかな性格だからこそ笑って済んでいるが、周囲は内心ひやひやしている。
それでも技術と情熱は確かで、今治のライダーたちから厚い信頼を得ている。



■ リンダ/林田 宗久

(尾道大判焼きさくら 店主/YouTube「SAKURAチャンネル」運営)
所有バイク:カスタムカブ(ブラウン・ファットタイヤ仕様)/HONDA Rebel 250

尾道商店街の人気店「尾道大判焼きさくら」の店主。
焼き担当としてトングを使わず、軍手越しに生地を返す職人技で知られるが、最近は新人のタン氏にその座を譲り自らは接客担当に徹している。
バイク好きで、ブラウンのファットタイヤ・カブのほか、レブル250も所有している。
YouTubeチャンネル「SAKURAチャンネル」では、主にバイクでのツーリング動画を配信しており、明るくよく喋る人柄で多くのライダーに親しまれている。
彩花や志保とは旧知の間柄で、チームの活動を陰ながら応援している。



■ チーム「しまなみブルー」

―風を繋ぎ、絆を紡ぐ六人のライダーたち―

リーダーは瀬戸結。
メンバーは水野志保、橘凛、伊吹彩花、三浦悠真、伊吹琴音。
今治を拠点に活動しており、しまなみ海道を中心にツーリングや動画配信を行っている。
世代も立場も異なるメンバーが、バイクという共通の絆で結ばれている。
志保の復帰をきっかけに、チームとして新たな段階に進みつつある。

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