本作を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
もし、あなたが「優流」の立場だったなら、あの時どう決断していましたか?
あの日から長い月日が流れました。
現在の優流たちは、二人の子供に恵まれ、あの頃の嵐が嘘のような、賑やかで穏やかな日々を過ごしています。
プロの料理人としての道は諦めましたが、家族の笑顔のためにフライパンを振るい、オムライスをねだられる時間は、何物にも代えがたい優流の「居場所」となりました。
先日の優流の誕生日には、亜耶がこんなことを言い出しました。
「あのサングラスほしい! 優流の誕生日プレゼントにしてもいい?」
結局、受け取ったサングラスを一度優流がかけ、その後に奪い取るようにして自分でもかけ、「にへらーっ」と笑う亜耶。
そんな彼女に今も振り回される毎日は、優流にとって何よりの幸せです。
けれど……あの時奪ってしまった彼女の未来に対する「罪悪感」は、今も消えることなく、彼の胸に残ったまま彼は生きています。
現在はコンビニオーナーとして、アルバイトしてくださる仲間の居場所を作ると共に地域の皆様がほっとできる場所を目指して、夫婦二人三脚で歩んでいます。
皆様の温かい応援、そしてランキングが上がっていくという身に余るご支持が、大きな支えとなりました。
優流と亜耶の物語を最後まで見守ってくださり、心から感謝申し上げます。
また、引き続きお付き合いいただける方、もうしばらく、私たちにお付き合いいただけますと幸いです。
あとがきまで最後までお読みいただき本当にありがとうございます。