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2作目の三題噺、兼、『地つなぐ者』外伝

柴田 恭太朗さん(https://kakuyomu.jp/users/sofia_2020)主催の自主企画

 『【三題噺 #129】「草」「空」「温める」』

に参加しました。お題をいただきありがとうございました。

『戦場の空』
https://kakuyomu.jp/works/822139843649960943

2作目の三題噺でしたが、苦戦しました……。

・構想:1時間
・執筆:4時間くらい?
・文字数は、2,749文字

机に向かっていた時間は5時間くらいですが、3日間かけて少しずつ進めていたため、
実際にはもっと考える時間を使っていたと思います。


何が難しかったかというと2点。

1. 「温める」という動詞のお題が難しかった!
2. 『地つなぐ者』の外伝にしたことが難しかった!


1つ目の「温める」という動詞のお題が難しかった!
については、動詞を活用していいのかが分からず、手が止まっていました。

「温めて」とか「温めながら」とかに活用してもいいのか、
「温める」のまま使わなければいけないのか。

「温める」は「カクヨムコン11お題フェス」のお題でもあったのですが、
お題フェスの説明欄を見ても書いていません。
テーマということですから、問題ない気がしますが。

では、三段噺としてはどうか?
こちらも問題ない気がしたのですが、なんとなく活用しない方が美しい気がして。

無駄に「温める」にこだわったため、時間がかかりました。


2つ目の『地つなぐ者』の外伝にしたことが難しかった!
については、「あ、そうだ。この時代を舞台にした文章を書くのってめっちゃ時間がかかるんだった……」と思い出しました。

現在連載中の拙作『地つなぐ者』は、弥生時代末期を舞台にした物語です。
https://kakuyomu.jp/works/822139842589270618

文章自体はすでに全文書き終えていて、日々推敲したものを公開しています。
つまり、一からこの時代を舞台にした文章を書くのは久しぶり……。

何か単語を出すたびに「由来は?」「古語は?」と調べるため、現代を舞台にした前回の三段噺より格段に時間がかかりました。

例えば、「褌(ふんどし)」。

昔の雰囲気を出すのであれば、「犢鼻褌(たふさき - 現代的に読むと「とうさぎ」?)」がいいのかもしれない。でも、あまりにも見慣れない言葉すぎる。長編の中ならまだしも、短編でこれはやりすぎか?

とか、「無茶」という言葉を無意識に使っていて、

「あれ、まてよ? 無茶っていつから使われていたんだ?」と思って由来を調べると、「仏教用語の「無作(むさ)」(自然のまま、不格好なさま)が転じた説」と出てくる。弥生時代末期は、まだ仏教は伝来していない。他の言葉にしなければ!

など。

もちろん、読者様は現代の人ですから、すべてを古語にできない(しても、読みづらいだけ)ため、時代が明らかに違う単語も残っていますが、
なるべくこだわって雰囲気を作りたいと思うあまり、時間がどんどん消えていきました。


しかし、いつか書きたいと思っていた、
イサセリと出会う前のワカタケを書けたため満足です!

すでに本編をお読みいただいていて、彼らのその後を知っている方からしたら
少し切ないお話になっているかもしれませんが、よろしければご覧ください。

また、こちらの外伝から興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、
ぜひ本編『地つなぐ者』もよろしくお願いいたします!

*――*――*――*――*――*――*――*――*

『戦場の空』
https://kakuyomu.jp/works/822139843649960943

淀んだ雲が空を覆う戦場で、14歳のワカタケは剣を振るう。
勝利を収めた後、野営地に戻った彼を待っていたのは、憧れの眼差しを向けてくる10歳の少年兵カチツキだった。

ワカタケは思う。この子が大人になるころには、戦わずに済む世が来るのだろうか――。

*――*――*――*――*――*――*――*――*

2件のコメント

  • 日本語は、北海道のアイヌの言葉を地名に当て嵌めたり、言葉の音を漢字に落とし込んだり、岡山県吉備国は何かと謎が多く、吉備人出版の古代祭祀研究家の薬師寺慎一氏(故人)の本などを頼りにいろいろと調べたりします。
    でも、真相はわからないので、自分なりの解釈をするしかない。
    昔、吉備津神社の勉強会があり、温羅の吉備津神社の鬼門の外陣の祠の仮面は鬼面ですが、角が無かったりします。
    やっぱり、温羅はある種の吉備の英雄だったんでしょうね。
    うらじゃ祭りの歌ではそうなってますね。
  • > 坂崎文明さん

    早速お読みいただき、星までありがとうございます!

    アイヌの言葉が地名になったりしているですね。言葉や地名の由来は奥が深いですよね。

    おっしゃる通り、真相は分かりませんが、だからこそ色々と妄想する余地があるところが古代のおもしろさだなと思います。

    薬師寺慎一氏の本は私もいくつか拝読したことがあります。どこまで作品に活かせたかは分かりませんが……。吉備津神社の勉強会も興味深いですね!

    実は地元が岡山でして、「鬼の温羅は岡山県人的には良い人、では、なぜ桃太郎の鬼は悪役になっているのだろう?」というところから『地つなぐ者』の着想は始まっておりました。

    まさかカクヨムで「うらじゃ祭り」という単語を見ることになるとは思わず、驚きました!
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