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小話

どうも。
怪しき三角形です。

今日は小話をしに来ました。

題名は、〜不審者は鏡の中に〜です。

何やら不穏なタイトルですね。
怖い話なのでしょうか……

では、語ります。
ちなみに、結構前の話です。

あれは、ある夏い暑の日の事……
俺は、草むしりをしていました。

放置しすぎてあまりにも草がボーボーになっていたことと、やれ御馳走だとばかりに俺の周りを飛び回る蚊のせいで草むしりは難航し、正直疲れていました。

なので、俺は地面に腰を下ろし、何度目かの休憩を取り始めました。

直後です。

「ママー変な人いる!!!」

なんということでしょう。

いつの間にやらベランダに出てきていた、隣の家に住んでいる小さな子供が、俺のことをじっと見下ろしながら、とんでもねぇことを口走ったではありませんか!!!

もちろん俺が草むしりをしていたのは自分の家の庭です。
何らやましい事はしておりません。

ですが、俺は隣の家の人達とは不仲だったこともあって、面倒事はゴメンだとその場から撤退致しました。

そして家に入り、なんちゅうことぬかしおるねんあの𝕂𝕀𝔻𝕊!などと思いながら靴を脱ぎ――

偶然、そこにあった姿見が目に入りました。

そこに映っていたのは、

蚊対策で季節外れの黒い長袖のシャツと、黒い長ズボンを身につけ、草に付いている虫対策で黒い手袋を身につけ、日除けに黒い帽子を身につけ、コロナ対策で黒いマスクを身につけ、おまけに黒い靴下を身につけ、手には草を刈るためのギザギザの刃物を持った男でした!!!

大爆笑しました。
そりゃ不審者だわ。

ごめんよ、隣の家の子。
君が正しいね。

以来、俺は草むしりの時の格好に気をつけるようになったという……

🌿⊂´~`🌿⊂ )ムシムシ…

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