『ONE MORE BAMBINO』を読んでいただき、ありがとうございます。
初めての作品公開ということで、拙い部分も多々あるかと思います。無名の初作にもかかわらず、ありがたいことにレビューや応援、フォローまでいただくことができました。
評価がつくたびに通知をすぐ確認してしまうくらい、ひとつひとつ嬉しく受け取っています。本当に、励みになっています。
さて、せっかくなので今日は少しだけ制作秘話を。
本作は「今の記憶を持ったまま小学生に戻る」という、誰もが一度は想像したことのある設定がベースになっています。そこに、ちょっと可笑しな“ひとひねり”を加えたのが、この物語です。
では、そのひとひねり「身体だけ大人のまま」というアイデアは、どこから来たのか。
実は、考えてひねり出したものではありません。
私はもともと眠りが浅く、日頃からよく夢を見ます。あるとき、まさに「記憶を持ったまま小学生に戻る」という、ありがちといえばありがちな夢を見ました。
ただ、ひとつだけ妙だったのは、その夢の中で、私の身体は大人のままだったのです。
しかも面白いことに、夢の中の展開は本作とほとんど同じでした。
神様のような存在に誘われて、子供に戻してもらう。なのに、なぜか身体だけは大人のまま.....
そう、小次郎とまったく同じ経験を、私は夢の中でしていたわけです。
もっとも、夢の中の私はただただ困り果てるばかりで、結局なにもできませんでしたが....
その点、小次郎はえらいものです。同じ状況に放り込まれても、戸惑いながら、それでも一歩ずつ前へ進もうとしている。
いわば彼は、あの朝なにもできなかった私の続きを、代わりに生きてくれているのかもしれません。
そんな彼のこれからを、どうか温かく見守ってあげてください。
それでは、続きもどうぞよろしくお願いします。