第1話を公開しました。「終われない物語」の話です。
はじめまして。
幕間しおりです。
『最終回、代行します』という物語を公開しました。
第1話は、
「神の続きを待っていた勇者たち」
というお話です。
勇者がいて、魔王がいて、聖剣があって、魔王城があって。
いかにも最後の戦いが始まりそうな場所で、物語が三年間止まってしまった世界に、最終回を代行する会社の社員がやってきます。
……という、たぶん真面目な話です。
たぶん。
この物語で扱いたいのは、未完の作品や、終われなくなった物語や、登場人物たちのことです。
物語には、終わりがあります。
でも、その終わりが本当にその人たちのためのものだったのか。
書かれた結末を、登場人物たちは本当に望んでいたのか。
それでも物語は、ちゃんと終わらなければいけないのか。
そんなことを、少しふざけながら、少し真面目に書いていけたらと思っています。
主人公の結城了太郎は、終われない物語に幕を引く人です。
隣には、文庫本を抱えた栞という女の子がいます。
この二人が、これからいろいろな物語の最終回に立ち会います。
第1話は王道ファンタジーでしたが、今後は恋愛、ミステリ、日常もの、復讐譚、悪役令嬢、長期連載ものなど、いろいろな「終われない物語」を扱う予定です。
一話完結に近い形で進みますので、気軽に読んでもらえたらうれしいです。
終わることは、さみしいことかもしれません。
でも、終わらないまま置き去りにされる物語も、きっとどこかで誰かを待っているのだと思います。
それでは。
この物語にも、いつかちゃんと幕が下りますように。
幕間しおりでした。
