「迷子の少女、泥語。」が4話完結しました。
試しに、小説というのを書くとどんなものかと書いてみた作品ですが、読む人にはどことなく面白いライトノベルのようなお話しになっていると思います。
設定という程でもないのですが、裏話(なのか?)。
実は、私は結構、演技して生きている、みたいです。常に自分を演じている、みたいです。
実のところ、その自信すらないくらいに、自分というのが分からない、気がします。
ハッキリとしないことを言って申し訳ないのですが、演技派のキャラクターを作品の中で観るとつくづく涙が流れてしまうんです。
アニメの人物が多いんですが、女優を目指していたり、女優の娘や孫として生まれて、幸か不幸かやりたくもないのに、演劇の道を進ませられているという人物に痛く共感して涙が出ます。
俺は、役者という程ではないですが、少しの間新潟県で素人劇団に所属して、自分でも学校で脚本を書いて、人を集めて地域の方に発表をしたりしました。「収穫感謝祭」は懐かしい想い出です。
この「迷子の少女、泥語。」はその時の脚本の書き方をベースに、ある作家さんの文体を模倣して書いた、過去と模造の作品といっても間違いがない程に、自分の中ではオリジナリティのない作品です。
それでも、ラノベを書く!という瞬間風速的ミッションは達成したようにも思います。今後、また本気の文学に挑戦するのですが、「泥語。」が今書ける渾身の限界のオリジナル小説だったことは間違いがありません。
どうかこのお話しが、世の中のたった一人でもいいから誰かに愛され、心に響くことが出来ますように。水祈のイメージイラストを載せておきます。お疲れ様でした。
