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上地王植琉【私訳古典シリーズ発売中!】

  • @Jorge-Orwell
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  • 2022年3月1日

    【特典】UNDERSHAFT事典 No.03

    サポーター限定
  • 2022年2月25日

    【特典】UNDERSHAFT事典 No.02

    サポーター限定
  • 2022年2月23日

    【イラスト】UNDERSHAFTイラスト

    川途ふみ様に著作『UNDERSHAFT』のイラストを描いていただきました!! ありがとうございます! 小説本文はこちらから! https://kakuyomu.jp/works/16816927860840156665
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  • 2022年2月22日

    【特典】UNDERSHAFT事典 No.01

    サポーター限定
    • 3件のコメント
  • 2022年2月21日

    【トリセツ】怪鳥クローのトリセツ! 第一羽「ボーア戦争」

    やあ、ボクは白カラスのクロー。 こんなところまで読んでるなんて、君も物好きだねぇ~。 もしかして、カネトリみたいな毛だらけ男(ファーリー・ジェントルマン)なの? それとも、歴史好き? あっ、もしかして、ボクのファンかな? 参っちゃうなー。 こう見えても、ボクって忙しいんだよねー。ほら、昼寝もあるしさ、最近太り気味だから散歩もして、カラスの集会にもでないと……そういや最近、アフリカで行商してたから出てなかったなあ。名前忘れちゃったけど、アフリカの部族で殺したカラスとかを首にかけているのを見た時は死ぬかと思ったよ。なんでも、カラスは神の使いなんだってさ。さすがに鳥肌立っちゃった。まあ、鳥なんだけどね。それと関連してかは知らないけど、創世神話でカラスが出てくるのってよくあるよね。アフリカだけじゃないんだよ。北欧神話もだし、日本神話もそうだったけ? あ、そうそう、ヤタガラス(八咫烏)とか言ったね。足が三本もあるあれ……(割愛)。 ……あれ、何話してたっけ? すぐ忘れちゃって困るよー。これじゃあ、トリ頭だって馬鹿にされちゃう。 まあ、いいや。 ボクはカラスの中でもサービス精神旺盛なカラスだから、ファンは大切にしようと思うんだ。 だって、普通のファンならまだしも、物好きなファンだもの。 せっかくだから、『UNDERSHAFT』の世界をさらに楽しめる……かどうかは知らないや。 なにせ、マニアックだからね、色々……。 01 ボーア人の国 さて、『UNDERSHAFT』の時代は19世紀末、帝国主義真っ盛りの1896年が舞台。 冒頭の舞台は南アフリカ、トランスヴァール共和国の国境あたりだね。 トランスヴァール共和国って聞いたことある? 物好きな君たちのことだから、Wikipediaなり世界史の教科書なりで知ってると思うけど、少なくともライトノベルで「トランスヴァール共和国」や「オレンジ自由国」ってボク聞いたことないな。 まったく、読者にも不親切だよ。 こんなの書く奴はロクな奴じゃないね。 トランスヴァール共和国とオレンジ自由国ってのは、1850年代にボーア人が南アフリカに建国した白人国家のこと。 アフリカなのにアフリカ人の国じゃないの? と思った君は鋭い。 じつは、ボーア人というのは、アフリカの黒人部族のことではなく、オランダ系移民の農民で、白人の開拓者集団のことなんだ。 簡単に歴史をさかのぼると、かつてオランダはスペインと並ぶ覇権国(オランダ海上帝国)で、世界の植民地との交易によって、富を蓄えて栄えていたんだ。 その中でも、とくに重要だった植民地の一つが、オランダ東インド会社が所有していたアフリカ南部のケープ植民地。 昔、スエズ運河が開通するまでは、アジアや中東にいくためには、アフリカ大陸を迂回していかなければならなかったからね。 ちなみに、「ボーア人(ブール人とも)」というのは、オランダ語で「百姓」の意味。別名を「アフリカーナ」とも言うよ。「アフリカーナ」の語は今日でもアフリカ生まれのヨーロッパ系白人を指す言葉として使われているね。 ……でも、国が衰退するのは世の常。 ナポレオンが暴れ回る頃になると、その力もすっかり衰えて、やがて大英帝国に取って代わられるんだ。 1806年のケープ植民地の英国編入後、英国支配を嫌ったボーア人たちは、こぞって内陸部、当時のズールー族たちの土地「ズールーランド」への開拓を進める(「グレート・トレック(大いなる旅路)」とも言うよ)。 当初、ボーア人たちの独立を認めなかった英国政府も、内陸部となると植民地を維持するのにかなりのコストが必要になるから、しぶしぶながら「トランスヴァール共和国(正式名:南アフリカ共和国)」と「オレンジ自由国」の国家を承認することになったんだ。 02 金鉱の発見と大英帝国の野心(第一次ボーア戦争) さて、建国したはいいけど、それからが大変だった。 三十年もしない内に、大英帝国は領土を拡張して、列強によるアフリカ分割の時代が始まる。 幸か不幸か……いや、不幸だろうね、多分。 ボーア人たちは金鉱とダイアモンド鉱脈を発見。 繁栄を遂げるものの、それが大英帝国の野心を刺激しちゃうことに……。 金鉱が発見されたということは、そこに人が集まるということ。 大英帝国は白人の鉱山労働者たちの保護を名目として、ボーア人国家の切り崩しにかかる。 1880年、第一次ボーア戦争(トランスヴァール戦争とも)が勃発。 これは数千人規模の小競り合いに過ぎないけど、正規兵がいないわりにボーア人たちは頑張った。 おもしろいのが、ボーア人兵士がカーキ色の農作業服を着ていたのに対して、英国の軍服は伝統的に真っ赤だったから、敵の狙撃手の格好の標的になったという話。 19世紀前半の砲撃で大量の煙が出て、視界が見えにくくなる戦場においては、敵味方の識別や司令官が自軍の動きを把握する(戦列歩兵戦術)ためにも、派手な軍服は有効だった。 だけど、次第に後装式の連発ライフルや無煙火薬が登場すると、戦い方そのものが変わってきたんだ。 結局、ナタールの野戦部隊は多くの被害を出して敗北。 トランスヴァール共和国は英国に勝利し、再び独立を承認させることになる。 03 第二次ボーア戦争(1899年10月11日 - 1902年5月31日) いやあ、時の流れって早いねぇ。 世紀末になって、また戦争が起こる。 ちなみに二回あるけど、「ボーア戦争(南アフリカ戦争)」というと、主にこの戦争のことを指すことが多いんだ。 きっかけは……ほら、見たことない? あの世界史の教科書でアフリカ大陸の上に立って大きく手を広げている風刺画の男。 元ケープ植民地首相のセシル・ローズっていう太った強欲ジジイさ。 彼が1895年に企てたクーデター「ジェームソン侵入事件」。 ローズの私兵たちが侵入して、ボーア人の義勇兵たちにもれなく全員捕まるという大失態を犯してしまうんだ。 これには英国の世論もさすがに大ブーイング。 ローズは責任を取って植民地首相を辞任。だけど、当時のイギリス植民地相のジョセフ・チェンバレンは併合を諦めずに、その後もさらにトランスヴァール共和国への内政干渉を強めていく。 当然、ボーア人たちは反発。 それがついに爆発したのが、世紀末。 『UNDERSHAFT』の世界ではまだ起きてないだろうけど、基本的にどの世界線でも歴史は収束しちゃうから、きっと同じ道を辿るんだろうなーって思ってるよ。 このボーア戦争、西暦の変わり目っていうのもあるけど、じつは歴史的に重要な転換点でもある。 一つは、シネマトグラフが登場したことによって、初めて動画で撮影されて記録されたという点。 もう一つが、大英帝国の覇権の終わり。 それまでの「長い19世紀(世界史的な観点で、主に第一次世界大戦までの近代の期間のことだよ)」の戦争の概念が、まったく異なるものになってしまったんだ。 戦争当初、英国軍は五週間で決着がつくと舐めてかかったが最後、数で劣るが地の利で勝るボーア人たちのゲリラ戦術によって、ズルズルと泥沼の戦いに突入してしまう。 結局、戦争が終わったのは、二年半後。 ヴィクトリア女王も死んでしまったし、大英帝国の面目丸つぶれの結果に。 19世紀の半ばまでは世界帝国として君臨していた大英帝国も、宿敵ロシアと手を組んだフランス(露仏同盟)、そしてドイツ帝国(三国同盟)や大日本帝国の新興によって、その優位が次第に危ぶまれていくんだ。 これまでは全世界を一国で支配していたけど、これからは同盟国との協力が必要と感じた英国は、三国協商や日英同盟などによって、欧州や極東での利益を確保しようと、それまでの「栄誉ある孤立」から政策を転換していく……。 04 ボーア戦争と有名人 あ、ちなみに、この「ボーア戦争」には、歴史上の人物が色々と関わっているよ。 有名なところで言えば、後に首相になるウィンストン・チャーチル。まだ太ってない頃の若い青年チャーチルは、従軍記者として参加したけど、ボーア人の捕虜になってしまうんだ。それから収容所を命懸けで脱出し、奇跡の生還を果たす。まるで映画みたいな本当の話。 このことを記事に書いて、一躍、時の人になったよ。 他にも当時のトランスヴァールではインド独立で活躍するガンジーも弁護士として活動していたし、アイルランド独立の立役者、アーサー・グリフィスもボーア人の支援を行っていたんだ。 そして、意外にも知られていないのが、『シャーロック・ホームズ』シリーズの作者、コナン・ドイル。 ドイルは根っからの愛国者で、『The Great Boer War(大ボーア戦争)』やパンフレットの発行などを通して、英国軍を擁護しまくった。 英国軍は、ハーグ陸戦条約で禁止されているはずのダムダム弾を使用したり、ボーア人たちを強制収容所に入れて死なせたり、焦土作戦で農家を焼き払ったりと、まあ、やりたい放題やってたけど、「それは全部、赤新聞のフェイク・ニュースだ!」って主張して大衆の愛国心を煽った。 この功績(?)が認められたのか、後に「ナイト(サー)」の称号を得たりしてるけど……うーむ、やっぱり大英帝国は根が深いね。 まあ、これも英国面(ダークサイド)の一種ってことかな。 参考資料: 岡倉登志『ボーア戦争』(山川出版社,2003年) やっぱり、なんといっても、これ。当時の文化史まで細かく収録した決定版。 んー、でも絶版。今ではめちゃくちゃプレミアがついているよ。 ニーアル・ファーガソン『大英帝国の歴史 下 絶頂から凋落へ』(中央公論新社,2018年) 中西輝政『大英帝国衰亡史』(PHP研究所,1997年) 前川一郎『イギリス帝国と南アフリカ 南アフリカ連邦の形成 1899~1912』(ミネルヴァ出版,2006年) ……あと、南アフリカの歴史関連の何冊か。 まあ、なんだかんだ言って、『ボーア戦争』が一番詳しいかも。 今回はここまで! 次回はちょっとマニアックな「武器商人」たちの話。 この時代、カネトリたちはどう暗躍していたのかについてだよ。 お楽しみに!
    • 4件のコメント
  • 2022年2月19日

    初めてギフトいただきました!

    戸手藻さまより、初めてのギフトをいただきました! 正直、歴史改変パスティーシュケモノSF(スチームパンク風味ミリタリー添え)というあまりにニッチで前例が思いつかない小説なので、誰も読んでもらえないだろうな……と思っていましたが、意外にも反応があって嬉しく思います。 『UNDERSHAFT』は史実と虚構が入り混じっているので、解説すべき点が山のようにあります。 せっかくのサポーター制度ですので、限定公開のほうでは、そのちょっとしたワンポイント解説のようなものをやっていけたらいいな、と考えております。 ちょうど参考文献についての要望があったので、そちらもですね。 今後ともよろしくお願いします。
    • 1件のコメント
  • 2022年2月17日

    アンダーシャフト連載開始しました!

    そんなわけで、電撃大賞で惜しくも受賞ならなかった最終候補作『UNDERSHAFT ~蒸気の帝国をケモノと渡る~』を連載開始しました! よければ読んでみてください!!
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