先日『星150も近い』なんて書いていた『きみふみ』ですが、書いてから随分と早く到達いたしました。
星をつけてくださった皆様、ありがとうございます。
星関係なく、少しでも触れてくださった方々にも感謝申し上げます。
その『きみふみ』に、今回いただいたレビューコメントの紹介とお礼です。
『君と交わしたかった文』
https://kakuyomu.jp/works/16818093076405088392
木山喬鳥 様のレビューコメント
その思い出は、いまも自分を微かに照らす。夜空に浮かぶ美しい月のように
もう、思い出の中にしかいない人。
たくさん抱えた思いの丈に比べて、僅かな関わりしか持てなかった人。
どうにもならないこと。
人生の前方には、ないこと。
本作は、そんな追憶の物語です。
高校生のころ、文集に自作の短編小説が隣あわせに並んで載るだけの同級生。
一方的に意識していた人。
後年その人を見かけたことの気持。
本作にはそんな彼女への追想が綴られています。
追想は既にない事実が置かれた場所。
一抹の寂しさや後悔の混じった追憶は忘れがたいものなのでしょう。
人は、どうしてそんな〝切なさ〟を憶えておくのでしょうか。
ままならない気持は何の役に立つのでしょうか。
正直に言うと私にはわかりません。
読み進めて迷うときに、本作に記された一文が目に留まりました。
〝あの関係が僕の精一杯で、かけがえのないものだった〟
そう心の整理がついたのか、整理したのか。
本当のところは本人にしか知りえないことです。
私に浮かんだのは────
〝追憶からは、きっと優しい気持がやってくるのだろうな〟
そんな思いでした。
切なくも美しい僅かな悔恨を抱えた若き日の追憶。
学生生活のエモい瞬間。
そんな情景が、綴られた綺麗な物語があります。
本作です。どうぞご覧ください。
成野からの返信
え?
すごくないですか?
美しい文章かつ見事に要点を捉えたレビューコメント。
本編と差し替えます?
いや、そんな。大切な作品を。
でも、これは、あまりにも素晴らしい。
ぐあああああ。
私を感動と嫉妬のぐるぐるの渦に巻き込むおつもりですか?
人の作品をここまで上手に紹介できるとは、その良い人柄がうかがえますね。
あるぇ? だとすると、紹介ことレビュコメが苦手な私は——。
ぐふふ。
黒成野が見え隠れしつつも、この度はありがとうございます。
木山喬鳥 様
https://kakuyomu.jp/users/0kiyama
今回紹介させていただく一作。
魔王開路
https://kakuyomu.jp/works/16818093084927153386
勇者とは? 魔王とは?
人間は勇者を味方に、魔族は魔王のいないまま戦った。
結果、人間は魔族に勝利した。
魔族が、最大の戦力たる魔王なく戦った理由とは。
そして、魔王はどこにいるのか。
勇者が街へ帰ってくるその日、全ては明かされる。
驚愕の答えを、見逃してはいけない。
上記は、私のレビューコメントそのままです。
見てくださいませ。木山様とのレビュコメの歴然たる差を。
……。
旅に出よう。