このノートには小説「未来よ、夢占いよ、凄惨す。(
https://kakuyomu.jp/works/16818093087310402176)」に関する重大なネタバレが含まれています。
未読の方はご注意ください。
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世間は中高大の入学試験シーズンで、いよいよ全国共通テストが1/18、1/19と迫ってきているわけですが…
受験生の皆さん、進学先はちゃんと調べていますでしょうか?
偏差値や交通手段、バイトのしやすさ、部活の強豪の有無だけでなく、その教育機関の実績だったり、人間関係だったり、今後も長くいる教職員たちの態度だったり、その土地の治安だったり、果ては自治会や教育委員会の方針だったり。
そうきくともう予め調べておかなくてはならないこと、沢山ありすぎて面倒だと思います。
でもね、これ今だからこそいいたい。
受験からの進学という、人生中々にないイベントだからこそ、進学先はしっかり見極めましょう。
そして出来れば2学年上の仲良い先輩方を、なるべく多く持ちましょう。
本作「夢凄惨🌙」みたいな極端な例はないと思うけど、一辺倒の良い所だけ見て判断し、いざ入学してみたら実はめちゃくちゃブラックだったってこと、実際にありますからね。これ、進学だけでなく就職活動でも同じです。
仲の良い先輩を多く持つ理由も、テレビやSNSだけでは分からない「裏ではブラックな現場」の見聞を深めるのに、生で対面する人間が一番参考になるからです。まるで人を利用しているみたいな言い草で申し訳ないんだけども。
なので人生、不可抗力や泣き寝入りで苦しむ事にならないよう、自分の将来に関わる事にはくれぐれも慎重になってください。
昨今のサバイバルジャパン、10代~20代前半に後悔ばかりの負け組ドン底人生を経験した、私からのアドバイスです。
…なんて、初っ端説教みたいになってしまってすみません。
私が本作「夢凄惨🌙」を書きはじめた理由なんですけども、元々は約3年前に、自分がその日見た夢を短編小説風に執筆し、それを自分で占っていくというエッセイ・ノンフィクションを投稿していた事にあります。
今はその小説はカクヨムで公開していなくて、自分のブログに全話収録しているんだけども、それらの夢を占っていくうちに、「逆夢」という存在を知る様になったんですね。
本作でも何度か出てきました。
たとえば流血の夢は、生命力やエネルギーの解放だったり。
死ぬ夢は、再生や生まれ変わりを意味する吉夢だったり。
見た目は怖いし、一応悪夢なんだけど、占いだと逆に運気が良くなるよという意味のやつですね。(それ導き出した占い師さんたち何者だよ…)
つまりその「逆夢」とか「悪夢」とか、ホラーに採用したら面白いんじゃね? という発想から生まれたのが、本作です。
それもただ占うだけでなく、実際に夢占い通りに物事が進む、怪奇現象的なものが起こる、という要素を取り入れています。まぁ結局のところ、それら現象の正体は、夢の内容をきいた黒幕が全てそう仕向けていたものだったけれども。
vs. 台地くんの共感覚=予知夢、で怪事件に立ち向かうというね。
ちなみに本作では「予知夢」という言葉は、あまり使わないようにしました。
そもそも占いそのものを信じるというより、個々が見る夢を心理学的に分析し、問題解決へと導く「夢占い同好会」なので、あまりファンタジーな用語は使いたくなかったんですよね。一気に作風がホラーじゃなくなる気がして。
もともとファンタジーな小説ばかり書いていた私の事ですから、そういう「いつものクセ」を違う畑に蒔いて連作障害を起こしてしまわないよう、本作の執筆にはメチャクチャ気を遣いました。だから脱稿までに時間がかかっちゃった。ある意味、挑戦でしたね。
挑戦という意味では、主人公の性格も当てはまります。
本作の主人公、園田台地くんは我が主キャラの中でも珍しい内向的な子です。なんというか、赤の他人に滅多に懐かない。他人のやっている事には興味がない。自己表現も乏しいし、とにかく今の現代日本社会で生きていけるよう必要最低限のTPOを弁えさえすれば後は別にいいや~的な。悪く言えば「無気力」なんですよ。
私ハイカ、今まで描いてきた主キャラが「アガレる💎」のセリナくんみたいに天然で人懐っこいヒーローだったり、一見大人しめでも「悪女無双🏰」のベリアみたいに芯は熱いハートの持ち主だったり、とにかく外向的な子が多かったので、ある意味台地くんは新鮮なキャラでした。
一時期そんな子を主人公にしていいのかって内心不安になったけど、まぁ無事に完結できたし、結果オーライということで。
ほか部員や、それに関係するキャラについても、ハイカらしくない内容になっていたかなぁと思います。
どういう事かって、名前が出ている登場人物だいぶ少ないんですよね。
(当社比)
部活では主人公のほかに、部長の阿仁間ナオ、天津杏子、丹疋らむ、織田杯斗、鷹野莉々の6名。そこから3名が死亡するという展開。
生徒会も、会長の鳳誠司に、東間萌、あと白石という方の3名だけ登場していますね。現実だったら有り得ない生徒会員の少なさだけど、それ以上に名前あるキャラを出す意味はないかなぁと判断した結果です。読者からすれば、キャラが多すぎるとワケわからなくなっちゃうからね。
で、あとはイジメ(という名の犯罪)野郎の梶原に、保護者枠では唯一名前が出てる主人公の母・梨絵と。そんなもんです。これでも多い方なのかなぁ、とホラー初心者なりに思ったり思わなかったり。
それにしても黒幕のやる事といい、あの学園の存在といい、もう色々とアカンっすわ(汗)。
なによ「虹渡学園」って。入学した子死ぬやん! というツッコミ待ち。しかも改名後も「三途川高校」って、もっとダメだろアホか! というこれまたツッコミ待ち。SNSで実際にツッコんでくれた方ありがとうございます。
ある意味、本作はそんなブラック学園ざまぁ展開のおはなしでしょうか。あと、黒幕も梶原たちもざまぁ食らわせてます。
知ってます? 今って未成年が捕まっても、18,19歳で起訴されたら特定少年として実名顔出しされるらしいですよ。
ちなみに黒幕、東間さんの家族関係についてなんですけど、第二章から「父親が〜」「県庁が〜」って、ところどころ父親と仲良くしていそうな場面が出ていたかと思います。実はあれが東間=黒幕のヒントになっていました。
というのもほんの一時的なんだけど、私が実際に県庁や役所で働いていた時に、市議の方が何人か立ち寄っていた姿をみて着想を得たものとなります。なので、あえて「議員会館」とかそっち方面の名称を本作には出しませんでした。それだとすぐバレちゃうので。
…え、彼らは何しに県庁へ来てたかって? そりゃあ、食堂へ定食を食べにですよ。
そんなこんなで無事に黒幕達を制裁し、虹渡学園を去った台地くんとナオちゃんですが、エピローグでは両者のママさんが、“せい兄ちゃん”こと誠司くんと協力し、子供2人を会わせるというサプライズを用意しています。
いつの間にかママさん同士、仲良くなっていますね。
ちなみに誠司くんのママはエピローグに関わっていないように見えますが、ナオちゃんが疎遠だった父親のストーカー行為から逃れるため、急いで海外に留学した経緯を考えると、少しは関わっているかもしれません。なにせ再婚相手の旦那さんがイギリス国籍だからね。
(にしても誠司くんママ、初婚もそうだけど外国人男にモテてるなぁ、と)
ということで最終的にはハッピーエンド、なのかな。
夢の中で、亡くなった部員3人の声が聞こえなくもなかった様な気はしますが、最後に主人公がみた夢の占い結果は「大吉夢」ということで、物語の幕を閉めさせて頂きました。
空の上でクジラが泳いでいる夢って、めちゃくちゃラッキーなんですって。さらに恋愛運上昇のフラワーアーチといい、風船が萎んで落ちていく=夢や希望が現実になる兆しといい。そこはちゃんと意識しました。
他にも本作では、敢えて占いの意味を書かなかった夢も幾つか存在しますが、果たして台地くんが見た「○○の夢」は、占いだと何を意味しているんだろう? と、気になる方はよかったら現実の夢占いで調べてみてくださいね。
もしかしたら、本作の展開とはまた別の「新たな発見」があるかもしれないし、ないかもしれません。
そしてこの機会に、ご自身の夢の意味を調べるのも全然アリだと思います。
ただ、のめり込み過ぎない程度にね。
占いってそういうものだと思うので。
最後までご閲覧頂き、ありがとうございました!