(*タイトルにもありますがまだ本編で『彼女の愛の理由とは……』を御覧頂いていない方は、今すぐこの近況ノートを閉じ、本編をご覧いただくことを強く推奨します。)
今回のエピソードはズバリ凛華の愛についてです。
登場時から間もなく激重ヤンデレ美少女として名を馳せてきた彼女ですが、なにも理由もなしにそうなったわけではありません。
6年前の…氾濫の時のトラウマが彼女をそうさせたのです。
家族を失う恐怖と、身内以外に対する極端な恐怖心が、結果として兄への執着と異常な愛へと変貌したのです。
だから彼女は、決して兄に嫌われる行為ができません。
当時男に襲われそうになったことから、周に対して強制的に性行為を迫ることもできません。
彼女が激重な感情を抱きつつも、6年間実行に移していないのはその様な理由からです。
今回の『彼女の愛の理由とは……』では、前半は愛の形について。後半は凛華視点での愛の理由と心の声。最後は凛華のココロの中が綴られています。
彼女の重すぎる愛の理由が解き明かされます。
実は、この作品には隠れタイトルとして『世界で一番〇〇な✕✕があるとすれば……』というものがあります。例えば『世界で一番不幸な日』は6年前の氾濫の日です。
そうして『世界で一番』が登場人物一人一人に定められています。
誰が誰にとっての『世界で一番』なんです。
これから先、他の登場人物たちの『ココロ』や『世界で一番』を読者の皆様が覗くことがあるかもしれません。
周や雫にとっての『世界で一番』とはなんでしょうか?
ただ、人のココロは一つとは限りません。
いつか凛華にとっての『世界で一番』やもう一つの『ココロ』が綴られる日があるかもしれません。
周:もし、世界で一番可憐な華があるとすれば……それは……きっと……
この言葉の続きは、いつかの物語で……
なんかカッコつけてこんな文章を書いたせいで、人生における黒歴史を現在進行系で更新中の作者より
(中二病とか言わないでください……そういう物語なんです……)