これは、私が中学2年生の時に愛聴していた曲<アルビノーニのオーボエ協奏曲 第二楽章>である。もう一度言う、中学2年生である。
何という暗さでしょう!松田聖子でも河合奈保子でもなく、アルビノーニ。私の暗き青春の情景が目に浮かぶというものでしょう。
でも、なぜ、青山翠雲がこの曲をアップしたのか、関心が湧いた方は、この動画5分程度なので、是非、最後までご覧いただきたい。
この音楽、暗いだけじゃないでしょう?
そう、気高く哀愁に満ちた調べをオーボエに歌わせた名曲なのであります。
みなさんも、創作にあたっては、日々悩みなどもありましょう。
大事だと思うのは、皆それぞれのスタイルやカラー、独自性がそれぞれにあり、追求しているものが銘々違うということであり、違うからこそ良いと思うのです。
流行りやウケる(PVが多くつく/星がたくさんつきやすい)のを狙って、書いても詮無いこと。書きたいことを書き、ここは批判等をするところではなく、同好の士が集って、この人の書く世界観好きだなぁ、という人を見つければいいと思うのです。
この動画の最後にいい言葉が出てきますね!
「アルビノーニは生涯にわたり、自分のことを『◯ ◯ ◯』と呼んだ」と。
これが私はここでの正解だと思うのです。
この精神でやっていけば、きっと、自分のスタイルもブレないし、人のスタイルはスタイルとして認めた上で、自分の表現したい世界観を表現し続けられると思うのです。
先日、バッハ・モーツァルト・ベートーヴェンの話をしました。ベートーヴェンは、安定した雇われの身ではない代わりに、フリーランス活動を選ぶことで自分が表現したい人間のこころが持つ様々な様態(喜びだけでなく、哀しみや慟哭、苦悩も)を表現する自由を得たと。
我々も職業作家ではないので、カクヨムのルールに則った上で、書きたいものを書けばいいのであります。そして、その上で自分が創作した世界観を面白いとか感動したと言ってくれる共感者を得られ、親しく交流できれば楽しく、かつ、幸せでいられると思うのです。
まぁ、もちろん、人間には承認欲求があるから、大賞だとか第一位とか獲れれば、そりゃ嬉しいから、獲れるに越したことはないけどね😊😄😉。
それよりも何よりも我々は小説等創作の「◯ ◯ ◯」であることをファーストラインに置いておくことが大切であり、忘れてならないスタンスなのだと思っています。
最後にアルビノーニを我が哀愁と掛けて詠む:
我が心に美を有せども、諸事才能は二等なり
https://youtu.be/OjcxJI5H5GE?si=_ylY4_kkcwTFaT7S