*第十三話 これでいいのダヨーン*
【アンコール】
【おしりに冷えピタ編】
今日もおしりに冷えピタを貼ったら何とか作業できるくらいの体調ザンス。ミーのおしりはいったいどうなっちゃうんザンス?!
疑問は絶えない。秘密の間である。こうもんであそんではいけません。
らんらんちはパンとシャインマスカットとライチティーとジャスミン茶、おゆうごはんはジェノベーゼとシャインマスカットとグリューワインティーの予定だ。
窓辺と教室棟の鉢植えにお昼休みの灌水作業などを済ませて、お彼岸入りの願仏オンラインこと【み仏オンライン】で心の阿弥陀如来を拝んで、二対の願仏【ホワイトユール】と【メモリーユール】の機体メンテナンスをする。
機体メンテナンスの整備士さん達と定期メンテナンス明けにフィーカを楽しんでから、ダヨーンとシェーブックはルーヴィル国際空港を後にした。
ルーヴィル国際空港は【たこタンサーバー】と【ビギナーサーバー】の二つのサーバーを移動することが出来たので、ダヨーンとシェーブックとしてならビギナーサーバー側に、カミーユとシーブックとしてならたこタンサーバー側にそれぞれ往き来できると機体メンテナンスの整備士さん達から聞いてビギナーサーバー側に出てみた。
そしてビギナーサーバー側の港街ルーヴィルの街並みを眺めながら、モンマルトル通りに出て、教室棟から喫茶店エリアのお座敷部屋へ戻ると、対戦ゲームのテーブル席の上にトロピカルドリンクを置いてもらい、テトリスを仲良く一時間だけ遊んだ。
おゆうごはんはジェノベーゼなので、グリューワインティーにオレンジ・キャンディスを一匙加えて小鍋で煎れて、あら熱をとり、おゆうごはんの時間まで冷蔵庫で冷やしておく。
シャインマスカットも楽しみなんダヨーンとふたりで笑いあう。
美しいウィークエンドの秋分の日が近い喫茶店エリアではエーデルワイスの先生とカロル先生とゆうしゃとけんじゃはトーチャンのお誕生日パーリーの話で持ち切りだった。
秋分の日の翌日がトーチャンのお誕生日なのだ。ダヨーンとシェーブックは親孝行するといいんザンスとか全くなんダヨーンなどと楽しい語らいを交わしながら、今日もカーチャンはお仕事熱心でゆうしゃとけんじゃのカーチャンは本当に働き者なんダヨーンとダヨーンは言った。
ダヨーンは喫茶店エリアに新米を三十キロ一八〇〇〇ゴールドで納品すると、ビギナーサーバーの喫茶店エリアにも今年も新米が納品されたねとゆうしゃとけんじゃはニコニコ笑顔。
カロル先生がダヨーンに一八〇〇〇ゴールド入ったぽち袋を渡すとダヨーンはクエストコンプリートなんダヨーンとダヨーンもニコニコ笑顔。
あたりはドッと笑いが絶えない。
【これでいいのダヨーン】とダヨーンはオチをつけて、喫茶店エリアでみんなと一緒に収穫祭を楽しむ。
今日は新米の収穫祭……ビギナーサーバーの喫茶店エリアでみんなで実り月のお祝いをする。
シェーブックとダヨーンはゆうしゃとけんじゃに二株のブルースターの花苗をプレゼントした。
新米を買ってくれたノベルティーザンスとシェーブックは言い、ダヨーンはシェーブックと一緒に見たお誕生日の夢のお告げでゆうしゃとけんじゃにプレゼントすることに決めたんダヨーンと言う。
サン・ジョルディの日の薔薇と父の日の薔薇がどちらも綺麗に咲いているから、リリアベルマルシェでポイントで買ったんザンス。
ゆうしゃとけんじゃは「そういえば今日はリリアベルタウン市でナーセリーのお店が来る日だったね」とダヨーンとシェーブックにお礼を言うと「大切に栽培するね」と会話を結んだ。
ダヨーンとシェーブックは「ゆうしゃとけんじゃは友達だから」と笑って二人の頭をそれぞれ撫でた。
今日は新米の収穫祭……みんなの笑顔の為にダヨーンとシェーブックは生きる糧を育むのだった。
素敵なお誕生日になるといいんダヨーンなんてトーチャンのお誕生日の前にさり気なくブルースターを二株送るあたり、ブルースターエアラインズの親子のエピソードを彷彿とさせる。
満月の女神が中秋の名月に微笑んでいるかのような温かな喫茶店エリアの日常だった。