追放された修道女の屋台革命~B級グルメで王都の胃袋を掴みます~
https://kakuyomu.jp/works/16818792440718457423タイトルの通りにファンタジーご飯ものです。
私自身が食べるの大好き人間なので、美味しそうに書けるよう頑張ります。
ところで、このお話には腐敗と発酵を操る魔獣が登場します。
最初は「腐敗」とは死の象徴であると考えている彼ですが、主人公に出会って微生物の働きによるものだと知った後は、考えを改めます。
(9話あたりのお話です)
腐るという現象は、少なくとも科学で細菌が発見されてメカニズムが解明されるまでは、死と紐づけられていた側面が強いと思います。
家族や友人、大切な人が死んでしまった。
呼びかけてももう目を覚まさない。
体はやがて腐敗して崩壊していく。
その人を形作っていた全てが消えてしまう。
その中で腐敗による崩壊は見た目にもショッキングです。
崩壊から故人を守るため、あるいは直接目にしないで済むように、埋葬の文化が発達したのでは……という説もあるそうです。
しかし肉体の腐敗は大地に還るための一工程でもあります。
見た目はグロいけれど、細菌たちがせっせと働いてくれるおかげで生命と自然のサイクルが回っていく。
一方で腐敗は上手に利用すれば発酵になり、色んな食べ物になります。
そして食べることとは、生きること。
なんかそんなようなことを(笑)この小説に込めたいなーと思っています。
ラノベにテーマなんかいらんわ!というのは承知の上で、ふわっと織り込んでみたいですね。