今日はサブヒロインについて書いていきます。
・プレジデント罪園/罪園リアム
弊社系ヒロイン。
拙作「おとカド」のザイオンXを気に入っているので、スターシステムで出したいなぁという気持ちはあったのだけど、原作だと百合キャラだからそのまま出すわけにはいかないよな……と思っていたところに、おどカドでちょっとだけ出した同型機(イメージ的にはプロトタイプ・ザイオンX)だった「プレジデント罪園」というキャラがいたので、それをそのまま出すことにしました。
「プレジデント罪園」というDネームのイメージ元はFF7の「プレジデント神羅」。
実はこのキャラはスターシステムではなく「おとカド」の「プレジデント罪園」本人なのですが、なぜ「ダン母」から数千年後の世界に本人がいるのかは「おとカド」本編でいずれ明かされると思います。
原作の方では「丁寧口調・倒置法で喋る、一人称が弊社で天然で俗っぽいところがある人」という情報しかなかったので、本作用に色々と設定を加えました。
基本的には本作後半の敵役ということで、主人公のリョウを基準に反転させたキャラとなっています。
・母親の愛が欲しかったが得られなかった子供
→最終的に義母の愛を受けることで救われる
・自分の名前を疎む少女
→他者の名前を肯定して尊重するリョウに救われていた
といった感じ。
「リアム」という名称はキラキラネーム的なものの象徴として、大昔にバズった「自分の子供にりあむとか名付けない人」というネットミームの影響を受けてます。
反省点としては、ちょっと可愛くしすぎました。
書いてて作者である自分が萌えてしまったので、終盤はミハルをメインヒロインにすべく色々と調整を加えたり。
リョウちゃんは責任を持って罪園をお嫁さんにしつつ母とイチャイチャしてほしいです。
ちなみに罪園の脳内cvは石川由依です。
それはもうモルガンだろ。(ザイオンXのモデルがトキだから、多少はね?)
・パンドラ/貴橋のぞみ
ライブ感の化身。無から生えてきたヒロインです。
そもそもオークプリースト編を書いてる時点では「ベテラン冒険者パーティが襲われていたところを助ける」というプロットしか準備しておらず、助けた相手が回復職の美少女というのもその場の展開で邪魔にならないサポーターとして手癖で考えたものに過ぎませんでした。
ただ、本作は「リスナーの前で演技をする配信者」という二面性をテーマにしているのもあり、ベテラン冒険者であるパンドラにも二面性を用意しよう、と去り際に小悪魔シスターのキャラ付けをしたところ、読者から「作中の美少女で唯一地雷要素が無く民法にも引っかからなそうなヒロイン」と好感触を受けたのが予想外。
ファンの方が描いてくれたイラストもとても可愛く、急遽終盤の方で出番を増やしまくりました。
元のプロットに存在しないから設定も生やし放題、行動もやりたい放題になってて、結果一番良い空気を吸ってる気がします。
「貴橋」という本名の苗字は「以東」同様に「凡庸な響きだが実在しない当て字の苗字」というコンセプト、名前の「のぞみ」はパンドラというDネームの逆算です。
本性が元ヤンっぽいギャルというのはただの性癖です。
こういう人がお清楚なシスターを演じているということに興奮します。
裏設定では、のぞみは自分の昭和っぽい名前やがさつな性格が気に入っておらず、「パンドラ」という自分で作り上げたキャラの方を気に入っています。
そのため「パンドラ」のキャラにドギマギする年下の主人公を気に入っていますが、同時に初対面で自分の名前を肯定してくれたリアムのことも気に入っています。
リアムが「のぞみ」の名前を肯定したのは、自分が「リアム」という名前をリョウに肯定してもらえた経験が嬉しかったからです。
次回はもろもろの設定とかモチーフについて書いていきますね。