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【日記】すずめの戸締まりを見た。※ネタバレあり


※「君の名は。」、「天気の子」、「すずめの戸締まり」のネタバレあります。






 「すずめの戸締まり」を鑑賞いたしました。新海誠監督の作品は「君の名は。」と「天気の子」を見たことあります。個人的に「君の名は。」を見た時はジブリや庵野監督以外にもやっと凄い人が……と期待しましたが、「天気の子」→「すずめの戸締まり」でそうでもなかったかな……と落胆しました。

 印象に残ったシーンは「行ってきます」のシーンくらいでしょうか、あのシーンは美しさを通り越してグロテスクに感じて気分が悪くなりました(不快という意味ではなく、気持ち悪い……という感覚が近いです)。この部分は噂だけを聞くとへ~地震の描写や緊急地震速報とかの被災のシーンが入っているらしいから当時のあれを思い出すのかな、と思うかもしれませんが、「行ってきます」のシーンは新海誠監督の演出力も相まって、人によってはナイフで突然胸を貫かれるようなショックを覚えると思うので……。

 ただ、それ以外はあまり記憶に残ってないです……。同じような展開がしばらく続き、いつ面白くなるんだろ……そろそろなってくれ、芹沢いいやつ! ……あ、終わった……という感じでした。期待していた「RADWIMPS」の楽曲も、「君の名は。」では二度目で色々わかるOPの夢灯籠、前前前世が流れるコミカルな入れ替わり、スパークルが流れてからの美しい映像からの破滅的なクライマックス、そしてタイトル回収からのEDなど、曲の使い方がスタイリッシュな演出と噛み合い当時は感激しましたが、「すずめの戸締まり」は普通でした……。普通の凡作で一瞬も話題にならずに消えていくような日本アニメ映画っぽい雰囲気で、劇場で「RADWIMPS」の曲を聞けるの楽しみ~! と思いながら視聴していたこともあり残念でした……。

 あとやはりファンタジー設定が多すぎかつ説明もほぼなしで進んでいくため納得しきれずに物語が展開してモヤっとしました。特に敵なのか味方なのか曖昧な猫の存在……。ここは小説などを読めばわかるのでしょうか。「君の名は。」を視聴した当時、唯一父親が凄まれただけで避難しちゃうんか~い、とご都合主義的な物を感じて萎えましたが、小説のサイドストーリーで実は父親も彗星落下を回避するために選ばれた一人で、避難誘導できる立場なるよう仕組まれていた……という部分を読んで、完璧です、すみません、もう何も文句ありません、完敗しました(でもやっぱり映画にもうちょっとその描写入れてもよくない?)……という気持ちになったので、小説などで保管されているかもしれないですね……。

 「君の名は。」はテンポが良くてスタイリッシュ、ボーイミーツガールとして楽しめながらもSF的な観点を絡めつつも物語に落とし込み、新時代の作品と感激し、それ以降の作品も期待してましたが、「天気の子」がまず思ったよりも……なんか微妙というか、最後の展開は解決策を思いつかなかったので誰でもたどり着くようなトゥルーエンドにしたのかな……という感じで落胆し、それでも今作は集大成と宣伝されていたので「すずめの戸締まり」は期待しましたが、ハードルの下を素通りされた感じでした……。

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